使用構築
構築経緯
初手HB炎オーガポン+スケショカイリューの並びが非常に強力であったため、軸とした。その2匹と同時選出して強いスカーフ水ウーラオス、欠伸ガチグマを採用した。
水ウーラオス+ランドロス+ハバタクカミのようなランドロス軸のサイクルが増えており対処が難しかったため、HB電磁波ブエナハバタクカミに氷テラバーストを採用して誘い狩ることにした。ここまでで初手カイリューと渦電磁波カイリューと飛行カイリューとガチグマとチオンドヒドが重かったので、眼鏡サーフゴーを採用して完成。
コンセプト
・スケショカイリューを通す
・使用率の高いポケモンで組んでマジレス
・一部のポケモンの型を従来のものからズラし、相手の対策を破壊する
個体解説
オーガポン@かまどのめん
特性:おもかげやどし テラス:ほのお
実数値:185(236)-142(28)-144(212+)-×-117(4)-134(28)
HB:陽気パオのつらら落とし確3
特化鉢巻パオのテラス噛み砕く14/16耐え
陽気鉢巻水テラスラオスの水流連打75.8%耐え
S:準速カイリュー+2
A:余り
参考(参考元からAを2削ってBとSを1ずつ伸ばした)
【SVシングルシーズン10】弱点保険カイリュー軸対面構築【最終11位】 - 真昼の星
バリ硬の鬼。基本的に初手投げする。
HBに補正をかけることで物理方面が非常に硬くなり、鉢巻のパオジアン、ウーラオスとの対面において縛り関係を逆転できる点が特に強力だった。その他、カイリュー、オーガポン、トドロクツキ等の物理ポケモンとの対面で思わぬ硬さを発揮してくれた。
技構成について、カイリューへの打点としてじゃれつくは欲しく、草打点をパワーウィップとウッドホーンで迷ったため一旦両採用して試してみたところ、思った以上に両方とも押す場面が多かったため両採用にした。
具体的に、パワーウィップはママンボウ、カバルドン、水ラオスをワンパン、ガチグマやディンルー、ヘイラッシャに想定外のダメージを与えるなど、HB振りによる火力不足を十二分に補ってくれた。他方でウッドホーンは、高耐久+回復による確定数ずらしが対カミラオスにおいて強く、また命中安定の草打点があることにより詰めの段階での負け筋を消してくれた。
水ラオスに対しては、鉢巻が見える場合はウィップを、襷が見える場合はウッドホーンを押したく、相手の構築と自分の選出に応じて適切な技を選択する。
初手弱保カイリューと電磁波カイリューだけが明確な裏目で、前者は死に出しカイリューで無理矢理舞う、後者はサーフゴー選出を合わせることで対策としていた。
カイリュー@いかさまダイス
特性:マルチスケイル テラス:はがね
実数値:167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)
技:スケイルショット/アイアンヘッド/神速/竜の舞
A:スケショ+神速のリーチを伸ばすため特化
最強ポケモン。最も多くの試合に選出し、多くの試合でこのポケモンを通すことを第一に考えた。
スケショカイリューを止めることができる要素があまりに少なく、それらの要素にメタを張ることでカイリューを強く動かすことができた。例えば、ステロ展開とストッパーの仕事をしてきて厄介なランドロスはハバタクカミで、カバルドンはオーガポンで奇襲しワンパンできる。
神速は、単純に神速スケショのリーチを伸ばす他、オーガポンのとりこぼしを拾う、先制技でマルスケを削らせない、水ラオスでカミに水テラスを切らせてスイープする、死に際にポンやパオやラオスを裏の圏内に押し込むなどで活きた。
追記
スケショカイリューを本質的に止められて、なおかつ最低限の性能があるポケモンが
・甘える神
・鋼テラスカイリュー
・ランドロス
・欠伸ガチグマ
のみであると考えた。
甘える神→hpミリのポケモンを残して痛み分けのターンに引いたり、ラオスとガチグマを上手く使う。
鋼テラスカイリュー→ポンで初手役に一方的にテラス強要すれば脅威にならず。逆にこちらのカイリューが相手のストッパーにもなる。
ランドロス→氷神
ガチグマ→ノマテラ=チョッキはオーガポンでテラス強要し+1スケショ圏内。木の実系はポンで2回殴るか大地のターンに引く。1匹切りながらスケショで倒す。
と、スケショカイリューを止める動きに対する試合展開が見えやすいためオーガポン+カイリュー+ガチグマor水ラオスの選出を多くした。
赫月ガチグマ@マゴのみ
特性:しんがん テラス:どく
実数値: 219(244)-×-154(108)-183(92+)-90(36)-76(28)
技:ブラッドムーン/大地の力/真空波/欠伸
HB:特化ウーラオスのインファアクジェを混乱実込みで確定耐え(オボンだと94%耐え)
特化パオの落とし礫を確定耐え(オボンなら98%耐え)
↑陽気だとそもそも混乱実食べないことがあるので一長一短
HD:特化カミの眼鏡ムンフォ確定耐え
C:ブラムでD4ウーラオスを確定
ブラム+大地+真空波でH252D4ハバタクカミ確定
S:前期3位のオボンガチグマ+2
(シグマさんの調整をお借りしました。調整意図を丁寧に教えてくださったシグマさん、ありがとうございました。)
ストッパー熊。殴り合い性能と欠伸の両立により、試合展開に応じて対面駒としてもクッションとしても運用できる。
初手は意識されやすくミラーやガチグマ対策カイリューに圧倒的不利展開をとるため、基本的に裏から投げた。真空波によるスイープ能力もある点で非常に扱いやすく強力だった。特殊超火力にワンパンされる点と、飛行タイプに身代わりをされると困る点にだけ要注意。
テラスは毒。カミとポンに行動回数を増やすことができ、水流連打を押させて混乱実を発動させる動きが取りやすい。
特性:ふかしのこぶし テラス:みず
実数値 :189(108)-188(164+)-121(4)-×-81(4)-146(228)
技:水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アイススピナー
S:+1最速カイリュー抜き
A:余り
参考
【SVシリーズ11】真・BIG6(起)【最高最終2191 最終10位】 - ポケットモンスターはメリープの夢を見るか?
スイーパー熊。
炎ポンとカイリューで相手にテラスを切らせて水ラオスで縛る動きを意図して、基本的に裏から選出した。特に、パングロ水ラオス、炎ポン、カイリュー、パオジアン、ハバタクカミをスイープすることが多かった。
蜻蛉読みの行動をされることも多く自信を持って初手置きできる場面は減っていたが、初手ガチグマとカイリューに対して蜻蛉→眼鏡サーフゴーの動きは強かった。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
特性:こだいかっせい テラス:こおり
実数値:159(228)-×-117(252+)-155-155-159(28)
技:ムーンフォース/テラバースト/電磁波/祟り目
B:特化 S:最速ランド抜き抜き H:余り
氷神。構築の軸で重いランドロスを誘殺する。
電磁波カミを見るためにオボンHDランドロスを採用した構築が多く、本構築は見た目でランドロスを強烈に誘うため、初手ブエナカミでランドロス後投げを呼び込み氷テラバでワンパンする動きでイージーウィンを量産してくれた。ワンパンした後は、電磁波と削りにより裏のポケモンで詰めに移行する起点をしっかり果たしてくれた。
炎ポン+カイリュー軸は完成度の高いランドロス構築に対しては明確に不利をとってしまう点だけが気になり、そこを排除できれば非常に強く動かせると感じたためピンポメタの対象とした。
他の要素はただの挑発を切った電磁波カミであり、ランドロス入り以外には見えない電気テラ地面テラ等を恐れてあまり投げなかったが、電磁波+削りで炎ポンやカイリューの圏内に入れつつ運勝ちを狙える点で強力。悪魔。
サーフゴー@こだわりメガネ
特性:おうごんのからだ テラス:ひこう
実数値:175(100)-×-116(4)-189(148+)-112(4)-136(252)
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック
HB:特化水ウーラオスのテラス水流連打98.9%耐え
HD:臆病ハバタクカミのシャドーボール14/16耐え
S:準速
C:余り
低速に寄った並びへの崩し枠か、ガチグマカイリューに強い枠として選出した。特に、HBガチグマとHBカイリューに対しては炎ポン+カイリュー+ガチグマでは対処が難しいが、水ラオス+サーフゴーの選出をすることで楽に処理できるため重宝した。速いポケモンとの殴り合いには弱いため、選出できる構築は限られていた。
テラスは飛行。HP僅かからでも地面技に対し1ターンを生み出せるのは偉大。
選出
基本2:ウーラオス+サーフゴー@1
ランドロス入り:ハバカミ+オーガポン@1
試合展開を考えて割と柔軟に投げる。
重いポケモン
眼鏡テツノツツミ
対面だと、水ウーラオスの蜻蛉+インファで縛る、カミで電磁波、カイリューでテラス択をあわせるくらいしか対処方法がない。ハイドロポンプを起点に竜舞カイリューを通せれば勝てるが、受けと組まれていることも多く難しい。
結果
TN スカーレット 最終10位/2154
TN any% 最終63位/2092
TN みとまの1m 最終122位/2064
終わりに
今月は3ロムで潜ってましたが、氷テラバカミを最終日深夜に思いついてからは型バレを気にして2ロムに絞りました。その結果、最終日朝には瞬間2ロム1桁にも到達することができ、とても嬉しかったです。最後は1ロム溶けた&疲労も限界であったため保存しましたが、次同じような状況になったら迷わず上を目指して潜ります。12月はおそらく潜らないので、また来年から目標に向けて頑張ります!
最後まで読んでくださりありがとうございました。