【S16 最終8位】無限ママロンゲツツミ【ポケモンSV】

使用構築

構築経緯

前期使用したママンボウ+グライオンの並びにブーツツツミを組み込むことで、ステロ展開と身代わり、積みによる崩しの両方に勝つことができると考え採用。

ガチグマや炎オーガポンなどの超火力に押し切られる展開が厳しいため、捨て台詞でサイクルを安定させてくれるオーロンゲを採用。

ここまでの4匹でほとんどの構築は相手できるが、水オーガポン入りとキョジオーン入りだけが明確に勝てなかったため、両方に出せる脱出モロバレルと、キョジオーン崩しができ選出圧力も強いイーユイを採用して完成。

参考

https://poke-kokoro.hatenadiary.jp/entry/2024/01/04/201541

https://takeponzxy.hatenablog.com/entry/2024/03/01/193138

前期の記事

https://sukenbashipoke.hateblo.jp/entry/2024/03/02/105000

 

個体紹介

ママンボウ@突撃チョッキ 毒

生意気 241(4)-95-132(252)-60-106(252+)-63(-)

クイックターン/熱湯/アクアジェット/ミラーコート

HD-特殊高火力に複数回受け出す場面が多いためD補正

S-最遅

 

軸。キョジオーン入りと受けを除く全ての構築に投げる。

相手の攻撃を受けながら後攻クイックターンで、自身は回復しつつ適切なポケモンを安全に着地させる。

ママンボウサイクルが破壊される要因を列挙すると、

・ステロや毒菱展開

ex)ディンルー、ブリジュラス、キラフロル

・物理超火力

ex)炎オーガポン、鉢巻パオジアン、鉢巻水ラオス、零度パオジアン

・特殊超火力

ex)ノマテラガチグマ、電テラブリジュラス、眼鏡カミ、眼鏡イーユイ

・積み技or身代わり

ex)剣舞ラオス剣舞パオジアン、瞑想身代わりラティオス、瞑想ガチグマ

・その他クイックターン裏目にさせる動き

ex)水オーガポン、貯水ドオー、残飯持久力ブリジュラス、キョジオーン、ドヒドイデ

これらの要素が1〜複数個含まれている選出に崩されがちである。

そこで、ママンボウ以外のポケモンで可能な限りこれらの要素を対策し、ママンボウのスペックを最大限に引き出せるようにした。

ステロ、毒菱→グライオン、テツノツツミ

超火力→オーロンゲ+ママンボウ、テツノツツミ

積み技or身代わり→テツノツツミ、オーロンゲ

その他→テツノツツミ、グライオンモロバレル、イーユイ

が対策ポケモン

 

テツノツツミ@厚底ブーツ

臆病 131-90(-)-135(4)-176(252)-80-206(252+)

ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/クイックターン

 

ママンボウ構築で厳しいステロ展開、身代わり、積みに対するメタポケモン本構築のMVP。

・積み技や身代わりを使ってきたポケモンに対し、ママンボウの後攻クイックターンから安全に着地してアンコールでいなす動きが強力。

パオの零度や剣舞やつらら、ラオス剣舞や水流等、ママンボウから繋ぐ以外にも後投げできる場面は多い。

・積み展開構築に採用されがちなステルスロック厚底ブーツで無効にすることで、無限回の繰り出しが保証される。

ステロディンルーに対して、ツツミを削らせないことで裏のママングライサイクルが裏のラオスやパオに破壊されなくなる。

・スタンに対する技の通りが非常に良いため、炎オーガポンや電気パオジアンなど、崩しにテラスタルが必要なポケモンに受けでテラスを切らせてツツミの一貫を作る動きも強力。

・ゴーストテラスは、持久力ブリジュラスの突破に必要。ボディプをアンコールすることでツツミを削らせない。

・全てのウーラオス入りに選出するため、選出率はママンボウに次いで高かった。

 

オーロンゲ@食べ残し 炎

腕白 202(252)-140-128(252+)-×-96(4)-80

捨て台詞/リフレクター/イカサマ/ソウルクラッシュ

HB-物理アタッカーを対面処理するため特化

 

・捨て台詞→ママンボウ繰り出し→クイックターン→オーロンゲ繰り出し→捨て台詞 の無限サイクルを形成する。

超火力ポケモンによる破壊が予測できる際に初手置きすることで、ママンボウの負荷を軽減しサイクルを回すことができる。

積み技とステロのない構成は基本的にこの動きで完封でき、積み技持ちでも瞑想ハバタクカミ程度であれば完封可能。積み技とステロにはテツノツツミを投げれば良い

・リフレクターの採用により、対炎オーガポン、パオジアン、ハッサムの安定性が増し、テラスなしでの対面突破を狙える。

また、テツノツツミとグライオンの対物理の対面性能も底上げしてくれる。

・炎テラスは、炎オーガポン、パオジアン、ハッサム、ハバタクカミ、鋼カイリューなどを対面処理する際に活きた。

 

グライオン@毒毒玉 鋼

腕白 177(212)-116(4)-165(36+)-×-127(252)-116(4)

守る/身代わり/毒毒/地震

HD-ガチグマ、ハバタクカミ意識でできるだけ高く

 

TODポケモン。1サイクル回して相手にアンコ挑発持ちやラオスがいないことを確認すれば、即座にまもみがTODを仕掛けることができる。

詰めにおいて毒外しや急所など余計な運負け要素を排除でき、無理な構成にも試合展開次第で勝てるようになるTODは最高。

・ドオーやドヒドイデ、毒菱系統などママンボウが不利をとるポケモンを、テツノツツミとあわせて完封することができる。

ママンボウの後攻クイックターンからグライオンを繰り出して守るだけで、HPが1/4回復する。この異常な回復能力により、HPを雑に使って強引に毒や地震を押す動きをしても良い場面が多い。

ママンボウグライオンもサイクル下での回復力が凄まじい一方、1匹倒されると途端に崩されたり、TODを仕掛けられることも多いため、テラスや交代を駆使して絶対に誰も死なせないことが重要。心に煉獄さんを飼う。

・相手の構築に水ウーラオスがいない場合は、オーロンゲ+ママンボウ+グライオンTOD選出をしても良い。

 

モロバレル@脱出パック

呑気 221(252)-×-134(252+)-105-101(4)-31(-)

キノコの胞子/リーフストーム/イカサマ/光合成

HB-ウーラオスカイリューへの役割遂行意識で特化

S-最遅

 

・水オーガポン、ゴリランダー、キノガッサなどママンツツミで厳しい草タイプと、キョジオーンへの対策駒。

水オーガポンはクイックターン無効+独自の技範囲により、ママンボウを選出するとカモにされてしまう。

しかし、本構築はママンボウを絶対選出する構造になっており、ママンボウなしでは対処の難しいポケモンが多い(ハバタクカミ、ガチグマ、イーユイなど)

・そこで、水オーガポンに対し後投げから安定処理+複数回の後投げが成立し、ママンボウと同時選出して強いポケモンとしてモロバレルを採用した。

モロバレルがいることで、水オーガポン入りにママンボウを投げてもサイクルを回せる。

・キョジオーン構築にも投げ、後攻リーフストームでテラスor削りを強要することで後述するイーユイの一貫を作る。

・草タイプを相手した時の安定感は凄まじいが、ハバタクカミやステロ+剣舞アイススピナー水ラオスに押し切られる等、どこにでも投げて強いポケモンではなく、選出する相手は絞る必要がある。

 

イーユイ@ジャポのみ⇄光の粉 フェアリー

控えめ 131(4)-×-102(12)-201(236+)-141(4)-152(252)

妖テラバースト/身代わり/悪巧み/悪の波動

HB-A4振りキョジオーンのしおづけ最高乱数切り身代わりが耐え

C-崩し意識で余り全て

S-準速

 

キョジオーン構築に対して、モロバレルの脱出パックによる対面操作が一回限りである以上、一度の対面操作で相手の構築を半壊させないといけない。

初めは眼鏡イーユイを採用していたが、キョジオーン側がディンルーカイリューやスカーフ水ラオスなど引き先を用意しており、いなされてしまうことが多かった。

・そこで、身代わり悪巧み+妖テラバーストによりそれらを全て破壊することにした。

並びで眼鏡に見えるため、キョジオーンの守る等身代わりが刺さる場面は多かった。

・イーユイは顔も強く、瞑想ガチグマや悪巧みサーフゴーなど重めなポケモンの初手出しを牽制してくれる。

これらのポケモンは後発ならTODで勝てることが多い。

・持ち物は、襷パオウーラに対面勝てるようになり対面選出への対応力が向上するジャポのみと、無理な構築との再戦や無理な展開で運勝ちを狙え身代わりとのシナジーがある光の粉を入れ替えながら使っていた。

どちらも発動する機会はなく、他の持ち物なら拾えた試合も特になかったため、何を持たせても良い。

・キョジオーン入りに選出した試合の勝率は非常に高く、狙い通りの役割を果たしてくれた。

 

選出

基本:ママンボウ+テツノツツミ+オーロンゲorグライオン

水オーガポン入り:モロバレル+ママンボウ+1

キョジオーン入り:イーユイ+モロバレル+1

ママンボウとテツノツツミの選出率が非常に高かった。

 

結果

 

終わりに

今月は、先月手応えのあったママンボウ構築を煮詰める形で取り組みました。その結果、かなり完成度の高い構築ができたと思っていて、負け試合も技外しや零度などプレイングの介入する余地のないものが多かったため、とりあえず満足する気持ちが大きいです。

4月以降は、ランクマに本気で取り組むことはしばらくできなくなりますが、暇な時にちょっと潜ったり、オフに参加したりはしようと思ってます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

【S15 最終27位】ママングライラッシャ

今回は簡易的に書きました

使用構築

カイリューの調整が誤っていたため、修正してレンタル再発行しました(3/3追記)

構築経緯

ママンボウ+グライオンの並びを高火力物理(パオラオスカイリュー炎ポン等)で崩してくる構築に対し、呪いヘイラッシャで詰ませる動きが強力であると感じ採用。

攻め駒として、後発でアンコ竜舞スケショによる全抜きがしやすいカイリューと、カイリューで厳しい物理受けに強く受け選出と組み合わせても強力なスカーフイーユイを採用した。初手に置く襷枠に悩んだが、最終的には最も汎用的に投げられると感じた襷パオジアンを採用し、構築が完成した。

 

個体紹介

グライオン@毒毒玉 鋼

腕白 177(212)-116(4)-165(36+)-×-127(252)-116(4)

守る/身代わり/毒毒/地震

特殊技を受ける場面が多いためD振り切り。もう少しSに割いてよかったかも。

 

無限のポケモン。初手ウーラパオイーユイあたりを警戒し、基本的に後発で投げる。欠伸ガチグマやブリジュラス、タケルライコなど役割対象が環境に増え、動かしやすかった。しっかりと積みに強い引き先を用意することで、守るを駆使するこのポケモンのスペックを引き出すことができた。

物理は基本的にヘイラッシャが受けてくれるため崩されるとしたら特殊だが、眼鏡イーユイ、眼鏡カミ、ノマテラガチグマなど特殊の崩し枠は選出画面で見えやすく、対面駒を合わせたりママンボウを合わせたりで対処できた。

 

ヘイラッシャ@食べ残し フェアリー

 257(252)-121(4)-166(124+)-×-101(124)-56(4)

ウェーブタックル/のろい/守る/眠る

ボックスにいた個体。持久力ブリの流星群やカミのムンフォに突っ込むことがあるためD方面気持ち厚めに。

 

のろい+眠るがとにかく偉かった。

対物理の生存力が格段に上がり、電気パオ+ウーラオスや炎ポン+鋼カイリューのような従来のヘイラッシャでは押し切られる並びに対抗できるようになった。ママングライが呼ぶ身代わり持ちのウーラオスカイリューも、後投げから起点にすることができる。また、1度のろいを積んでしまえばかなりの火力を出せるようになるため、ウーラオスカイリューが欠伸読みで一旦突っ張るという行動が致命的になる。

特殊の攻め駒が少なく物理での崩しを狙ってくる相手に対し、多くの試合で勝ち筋として機能してくれた。グライラッシャ@1で投げることが多かった。

 

ママンボウ@突撃チョッキ 毒

生意気 241(4)-95-132(252)-60-106(252+)-63(-)

クイックターン/熱湯/アクアジェット/ミラーコート

特殊技に投げることが多いためD補正

 

無限クッション。初手投げすることが多い。後攻クイタンでグライラッシャに繋ぎサイクルを形成しても、パオイーユイに繋ぎ圧力をかけても強い。

ウィップ炎ポンに虐められるが、そこはパオイーユイが睨みを効かせてくれた。

 

パオジアン@気合の襷 電気

意地 155-189(252+)-101(4)-×-85-187(252)

つらら落とし/聖なる剣/氷の礫/電気テラバースト

 

初手襷ポケモンは試行錯誤したが、襷水ラオスが水流に対するゴツメ引きに常に怯えるのに対し、襷パオジアンは基本的につららおとしを押していれば強いのが偉い。スカーフ水ラオスが減っており通りがよかった。

従来のママングライ構築では鉢巻で運用されていたことも採用理由の1つとなった。

つらら聖剣は確定で、先制技は氷の礫。後発ブエナカミに対し確実な削りを求めたのと、襷パオは不意打ち採用が多いため逆張りで礫にした。不意打ちがなくて困る場面は特になし。むしろ不意打ち読みの行動をされてアドをとることがあった。

残り1枠は、ウーラオスと対受けループと技範囲を意識して電気テラバーストを採用。押す機会は少なかったが、初手置きのしやすさが格段に変わった。

 

イーユイ@こだわりスカーフ 炎

控えめ 131(4)-×-100-205(252+)-140-152(252)

オーバーヒート/火炎放射/悪の波動/鬼火

 

受け選出のスイーパーとしても、攻め選出の特殊ATとしても優秀。基本的に後発で投げる。

このポケモンは数的同数以上だと強いが、数的不利状況になると途端に腐る(裏の起点になりやすい)ため注意が必要。

カイリューの起点作り目的で鬼火を採用したが、噴煙やサイキネでもよかったと思う。ハバタクカミに強くなれる炎テラス。

 

カイリュー@いかさまダイス 鋼

意地 167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)

スケイルショット/地震/竜の舞/アンコール

 

後発エース。

パオイーユイが先制技で縛られた後に、アンコ竜舞で起点にする動きが特に協力。テラスも込みで考えると非常に幅広い対面で竜舞を積むことができ、不利状況を1匹で捲る力を持つ。

初手役のパオジアンが相手にテラスを切らせる性能が高く、テラス権なしで竜舞スケショカイリューを止めることは難しい。

攻撃技は最強技スケイルショットと、範囲補完のとれた地震で完結している。地震がないと、被選出率の高いハッサムやサーフゴー、鋼カイリュー、毒ガチグマに勝てない。

ラスタルは竜舞を積む範囲を広げるために鋼。

アンコールのおかげでイダイトウ構築にも難なく勝つことができて嬉しい。

 

強み

受け駒3枚、攻め駒3枚の構築でありつつ、選出パターンが二極化していない。

受け3枚選出→ママングライラッシャ

攻め3枚選出→パオイーユイカイリュー

受け2攻め1選出→パオグライラッシャ、ママングライイーユイ等

攻め2受け1(クッション)選出→ママンイーユイカイリュー、パオカイリューラッシャ等

と、相手の構築に合わせて多様な選出が可能。

受け攻めの選出択を生むことで、相手のプレイングを鈍らせる。

また、グライオン、のろい眠るヘイラッシャ、アンコ竜舞スケショカイリューで詰める動きが強力。

 

課題

・選出が難しい→相手の構築を見て役割を予測して選出を合わせる必要があるため、難しい

・水オーガポンが重い→受け駒全員に強いため選出が縛られる

・キョジオーンが重い→カイリューのアンコ竜舞絡めてゴリ押しか1体倒してTOD。2月はキョジオーンを握っている人が少なかった。

 

 

結果

 

終わりに

大事なところで自分の選出やプレイングがまだまだ浅いことを実感させられました。

また、1試合に時間がかかりすぎて最上位のレートのインフレについていけませんでした。対面駒3匹が最終日朝まで定まりきらず、最終形になって勝ち始めた頃にはもう手遅れでした。

4月以降は多分ランクマやらないので、3月頑張ります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

【S14最終5位】電撃ブリカミウーラ【ポケモンSV】

使用構築

結果

TN スカーレット 最終5位

 

構築経緯

シーズン中盤、新レギュ1シーズン目で環境が混沌としており何が強いかも分からない時に、レギュEのレンタルptを使っていたところ、最速ブエナ甘えるハバタクカミ+スカーフ水ウーラオスによる詰めの動きが非常に強力であると感じた。

上から縛る動きであること、新ポケモンに対して不利をとりにくいことから、環境の変化に左右されにくい強さを持っていると感じ、軸とした。

初手役について、レギュEで多かった初手役のカイリュー炎オーガポンや非チョッキガチグマ、こだわりイーユイ、メガネツツミ、非襷ハバタクカミ、チョッキキラフロル、キョジオーン、コノヨザル等に加え、新ポケモンの持久力ブリジュラスやラティオスにも強い頑丈眼鏡ブリジュラスを初手役に選択

ブリジュラス+ハバタクカミ+ウーラオスを基本選出とした

この3匹だと崩しを初手役のブリジュラスに一任している点が気になったため、対面選出に組み込みやすく崩しを担えるポケモンとしてオボン剣舞電気テラスパオジアンを採用した

ブリジュラスの投げにくいディンルー入りとランドロス入りに対し強く出られるのもポイント。

次に、フェアリーの一貫や胞子の一貫を切る見た目と、対ハバタクカミ、ハッサム、アシレを意識して炎オーガポンを採用した

最後に、ブリジュラスが投げにくい際の初手役を採用することにした。ブリジュラスが呼ぶチョッキガチグマやイーユイ、ハバタクカミ、頑丈ブリジュラスなどの高火力特殊に安定して動かすことができ、他にもウーラオスやオーガポン等幅広いポケモンに対し見た目で圧をかけられるチョッキカイリューを第二の初手役に選択した

 

この並びで最終日付近を戦った。

対戦する中で、初手眼鏡ブリジュラスが認知されてきて、初手役がこだわることのデメリットの方が目立つようになったため、眼鏡を外すことにした

他方で、火力のあるブリジュラスの対サイクル構築における強さは健在であると感じていたため、打ち分けと火力を両立するパワフルハーブエレクトロビームを採用した

眼鏡を外したことにより、後投げされるランドロスへの有効打が無くなってしまったため、氷テラバーストを搭載し、構築が完成した。

 

要点

・ハバタクカミ+ウーラオスによる詰め

・ブリジュラス+パオジアンによる崩し

・匿名性の高い並びで一部の型をズラし、型読みに勝つ

 

個体解説

ブリジュラス@パワフルハーブ

特性:がんじょう テラス:こおり

控えめ 165-×-150-194(252+)-86(4)-137(252)

流星群/ラスターカノン/エレクトロビーム/氷テラバースト

C:崩し意識で特化。前期1位のチョッキランドロスに氷テラバーストが致死率56.25%

最終日朝4:00までは、

ブリジュラス@こだわりメガネ ドラゴンテラス

流星群/ラスターカノン/10万ボルト/悪の波動

で使用。

 

最強の初手役。

テラスを切らずにランドディンルー以外のあらゆるポケモンを最低でも0.9体は持っていく対面性能の高さが見事。何より選出択を生まず、初手に置いておけばとりあえず仕事はしてくれる性能が、軸のカミウーラやパオカミと良く噛み合っていた。

中盤までは持久力型がメジャーであり、スタンの初手カイリュー炎ポンやその他行動保証のないポケモンを眼鏡流星群で破壊、受けに対してもドラゴンテラスを切りドヒドイデやキョジオーンを破壊の動きが通ることが多かった。

しかし、最終盤になると型の認知が進み、スカーフウーラオス+ハバタクカミやHDランドロス、襷持ちを合わせられることが増え、初手置きが安定するとは言い難くなった。特に、こだわりのデメリットを突かれ流星群が決まった後にハバタクカミの瞑想や身代わりの起点にされる展開が苦しかった。

そこで、対面性能+打ち分け+最低限の崩しを成立させる技としてエレクトロビームに着目し採用した。エレクトロビームは、水ウーラオス+ハバタクカミに一貫し、蜻蛉返りに対して押すとハバタクカミを確実に裏のパオカミ圏内に押し込むことができる。他、アシレーヌドヒドイデに押せる点も優秀であった。

また、エレクトロビームの裏目がHDランドロス引きであるため、そこに刺せる氷テラバーストを採用。終盤増えていたHDランドロスやブリジュラス入りのサイクル構築に強い型にした。ランドロス入りに投げやすくなったことで選出が楽になった。

氷テラバ自体は何度か決まったが、強いかは諸説。後述するが、氷テラバを切らない試合展開であればブリジュラスと非常に相性のいいパオジアンが、テラス権がないと途端にお荷物になる点が悲しい。

※この氷テラバの部分がこの構築で唯一気に入っていない部分で、またバレてる氷テラバは弱いと思うので、ステロに変えたレンタルも公開しておきます。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい テラス:みず

臆病 131(4)-×-89(108)-173(140)-156(4)-205(252+)

ムーンフォース/シャドーボール/甘える/痛み分け

C:縛り性能意識でできるだけ高く

S:ミラー意識で最速

 

最強のポケモン。詰めの役割を担う。

甘える+痛み分けによる対面性能が凄まじい。

最終日まではBに厚く降っており、ミリ耐えして勝つことも多く強かったが、対カイリューサフゴ、ラオス、ミラーにおいてどうしても火力不足を感じる場面が目立ったためBを最低限に抑えCを伸ばした。結果、重要な試合でラオスやカミを乱数で持っていってくれたため変更して正解だった。

テラスは水。耐性変化+痛み分けによる詰め性能の向上が強みで、水ラオスやパオの先制技圏外に逃れる動きが強い。

ハッサム入りやママンバレル、受けを除くほとんどの相手に選出し、大活躍してくれた。初めて軸として採用したが最強だった。圧倒的MVP。神。

 

水ウーラオス@こだわりスカーフ

特性:ふかしのこぶし テラス:みず

意地 189(108)-188(164+)-121(4)-×-81(4)-146(228)

水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アクアジェット

HB:特化カイリューのテラスタル神速2耐え

S:+1最速カイリュー抜き

A:余り

 

スイーパー熊師。基本後発で投げる。

パオカミを上から縛ってほしかったためスカーフでの採用。他にも幅広いポケモンを縛る事ができ、テラス権のない状況でスカーフ水ラオスを止めることは難しい。故に、ハバタクカミでテラス強要→ウーラでスイープ、の動きがシンプルかつ止めにくく、強力な勝ち筋として機能した。

ミウーラ、最高の並び。

 

パオジアン@オボンのみ

特性:わざわいのつるぎ テラス:でんき

意地 164(68)-188(244+)-101(4)-89-86(4)-179(188)

つららおとし/電気テラバースト/氷の礫/剣の舞

H:カタストロフィ1発でオボン発動のため偶数

S:最速オーガポン抜き

 

崩しの王。

ブエナカミ+スカーフラオスは対面選出として非常に強力である一方、崩し性能に欠けるという弱点があり、初手ブリジュラスを襷ポケモンで倒して裏の高耐久ポケモンを活かすような選出をされることが多かった。

そこで、ブリジュラス+パオジアン+ハバタクカミと投げ、ブリジュラスの狩り残しをパオカミで安全に倒すことで、受け構築の受け選出と対面選出、受け駒始動と攻め駒始動の択ゲーを回避し両方に対応することができた。ブリジュラスもパオジアンも対面性能を持った上で崩しができるポケモンであり、それが2匹いることでサイクルの崩しが格段に楽になった。

ブリジュラスがHP1まで削ってくれた襷持ち(パオラオスカミ)やハバタクカミが大幅に削ってくれた相手のカミをスイープする仕事を任せることが多いため、先制技は相手の引きに左右されにくい氷の礫。

持ち物は襷も持たせたかったが、初手ディンルー対面、スカーフ水ラオスへの行動保証、キョジ+カイリュー等を意識し耐久振り+オボンで採用。オボンのおかげで先制技圏外に逃れる場面も多かった。

 

オーガポン@かまどのめん

特性:おもかげやどし テラス:ほのお

意地 183(220)-182(204+)-105(4)-×-117(4)-140(76)

棍棒/ウッドホーン/岩石封じ/アンコール

HD:特化眼鏡イーユイの悪の波動87%耐え(目安)

A:できるだけ高く

S:準速ブリジュラス+3(ミラー意識)

 

火力の鬼。

ハバタクカミのストッパーとして主に2番手に選出。

今回は初手置きしないため耐久は控えめに、カミラオスに対するリーチを意識してAに厚く割いた。

アンコールは、ディンルーのステロを縛る、ハバタクカミと併せてタケルライコに強くなる、不意の渦カイリューに抗えるなど強力だった。岩封+アンコにより相手視点で少し見えにくい詰め筋を持つことができた。

 

カイリュー@とつげきチョッキ

特性:マルチスケイル テラス:ノーマル

意地  197(244)-199(212+)-120(36)-×-122(12)-101(4)

神速/地震/けたぐり/アイアンヘッド

HB:オーガポンのa特化岩石封じ15/16で2耐え

HD:臆病ハバタクカミのムンフォほぼ2耐え(83.9~100.6%)

A:余り

 

初手役2。チョッキにより火力のあるブリジュラスに対しても一度動かせる。

ハバタクカミやガチグマ等のブリジュラスが誘う高火力特殊に対し平然とテラス無しで突っ張れる上、初手置きのカイリューに対し様子見蜻蛉返り→ハバタクカミ着地が安定する動きとして認知されていたことも追い風となった。

技構成について、最強技の神速と、ブリジュラスとサーフゴーと毒テラス勢への打点であり幅広く押せる地震を確定として、他2枠でかなり悩んだ。

ミラーとランドに押すアイススピナー、ウーラやラッシャ等に押す流星群、ウーラとポンに押すエアスラ、物理の起点回避のワイドブレイカー等を試したが、最終的には、ガチグマと悪ラオスとテラスしたカイリューに押すけたぐり、ハバタクカミの処理速度とフェアリーテラス勢を意識したアイアンヘッドを採用した。

間違いなく強いポケモンだが、相手のカイリューに押す技がないことだけ悲しい。中盤は初手カイリューが一定数存在したため眼鏡ブリジュラスを初手置きし裏からカイリューを投げることも多かったが、終盤になると眼鏡ブリジュラス警戒で初手置きカイリューが絶滅したためカイリュー初手置きの頻度が高くなった。

 

選出

基本

初手役+ハバタクカミ@1

初手役は、

基本:ブリジュラスorカイリュー

ランドロス:ブリジュラス(水タイプ、HDランド読み)or水ラオス(ランド読み)orパオジアン(非スカーフラオス、ランド読み)

対ディンルー:パオジアンor炎オーガポン

ディンルーもランドロスもいない並びに対しては、

ブリジュラス+ハバタクカミ+パオジアン

カイリュー+ハバタクカミ+ウーラオス

のどちらかで投げることが多かった。

 

重いポケモン

クリアチャームカイリュー

甘えるカミでカイリューを見ている関係上重い。パオジアンを先に展開したり選出合わせたりで勝てたが、見えないところから来ると勝てない。

 

終わりに

今月は1位を目指して潜っていたので、朝4:00頃に早めの段階でサブロムを捨てて1ロム特攻したのが良い結果に繋がりました。

潜り方とメンタルはかなり良かったですが、構築についてはブリジュラスの氷テラバーストの部分が明確に完成しておらず、自分でも納得いっていない、悔しい気持ちの方が大きいため、今後も良い構築を目指して煮詰めていきたいと思います。

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。

 

【S12最終10位/2154】氷神スタン【ポケモンSV】

使用構築

 

構築経緯

Bloodmoon FormHearthflame Mask

初手HB炎オーガポン+スケショカイリューの並びが非常に強力であったため、軸とした。その2匹と同時選出して強いスカーフ水ウーラオス、欠伸ガチグマを採用した。

Bloodmoon FormHearthflame Mask

水ウーラオス+ランドロス+ハバタクカミのようなランドロス軸のサイクルが増えており対処が難しかったため、HB電磁波ブエナハバタクカミに氷テラバーストを採用して誘い狩ることにした。ここまでで初手カイリューと渦電磁波カイリューと飛行カイリューとガチグマとチオンドヒドが重かったので、眼鏡サーフゴーを採用して完成。

 

コンセプト

・スケショカイリューを通す

・使用率の高いポケモンで組んでマジレス

・一部のポケモンの型を従来のものからズラし、相手の対策を破壊する

 

個体解説

Hearthflame Mask

オーガポン@かまどのめん

特性:おもかげやどし テラス:ほのお

実数値:185(236)-142(28)-144(212+)-×-117(4)-134(28)

技:蔦棍棒/パワーウィップ/ウッドホーン/じゃれつく

 

HB:陽気パオのつらら落とし確3

特化鉢巻パオのテラス噛み砕く14/16耐え

陽気鉢巻水テラスラオスの水流連打75.8%耐え

S:準速カイリュー+2

A:余り

 

参考(参考元からAを2削ってBとSを1ずつ伸ばした)

【SVシングルシーズン10】弱点保険カイリュー軸対面構築【最終11位】 - 真昼の星

 

バリ硬の鬼。基本的に初手投げする。

HBに補正をかけることで物理方面が非常に硬くなり、鉢巻のパオジアン、ウーラオスとの対面において縛り関係を逆転できる点が特に強力だった。その他、カイリュー、オーガポン、トドロクツキ等の物理ポケモンとの対面で思わぬ硬さを発揮してくれた。

技構成について、カイリューへの打点としてじゃれつくは欲しく、草打点をパワーウィップウッドホーンで迷ったため一旦両採用して試してみたところ、思った以上に両方とも押す場面が多かったため両採用にした。

具体的に、パワーウィップママンボウカバルドン、水ラオスをワンパン、ガチグマやディンルー、ヘイラッシャに想定外のダメージを与えるなど、HB振りによる火力不足を十二分に補ってくれた。他方でウッドホーンは、高耐久+回復による確定数ずらしが対カミラオスにおいて強く、また命中安定の草打点があることにより詰めの段階での負け筋を消してくれた。

ラオスに対しては、鉢巻が見える場合はウィップを、襷が見える場合はウッドホーンを押したく、相手の構築と自分の選出に応じて適切な技を選択する。

初手弱保カイリューと電磁波カイリューだけが明確な裏目で、前者は死に出しカイリューで無理矢理舞う、後者はサーフゴー選出を合わせることで対策としていた。

 

Normal Sprite

カイリュー@いかさまダイス

特性:マルチスケイル テラス:はがね

実数値:167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)

技:スケイルショット/アイアンヘッド/神速/竜の舞

 

A:スケショ+神速のリーチを伸ばすため特化

 

最強ポケモン。最も多くの試合に選出し、多くの試合でこのポケモンを通すことを第一に考えた。

スケショカイリューを止めることができる要素があまりに少なく、それらの要素にメタを張ることでカイリューを強く動かすことができた。例えば、ステロ展開とストッパーの仕事をしてきて厄介なランドロスはハバタクカミで、カバルドンはオーガポンで奇襲しワンパンできる。

神速は、単純に神速スケショのリーチを伸ばす他、オーガポンのとりこぼしを拾う、先制技でマルスケを削らせない、水ラオスでカミに水テラスを切らせてスイープする、死に際にポンやパオやラオスを裏の圏内に押し込むなどで活きた。

追記

スケショカイリューを本質的に止められて、なおかつ最低限の性能があるポケモン
・甘える神
・鋼テラスカイリュー
ランドロス
・欠伸ガチグマ
のみであると考えた。
甘える神→hpミリのポケモンを残して痛み分けのターンに引いたり、ラオスとガチグマを上手く使う。
鋼テラスカイリュー→ポンで初手役に一方的にテラス強要すれば脅威にならず。逆にこちらのカイリューが相手のストッパーにもなる。
ランドロス→氷神
ガチグマ→ノマテラ=チョッキはオーガポンでテラス強要し+1スケショ圏内。木の実系はポンで2回殴るか大地のターンに引く。1匹切りながらスケショで倒す。

と、スケショカイリューを止める動きに対する試合展開が見えやすいためオーガポン+カイリュー+ガチグマor水ラオスの選出を多くした。

 

Bloodmoon

赫月ガチグマ@マゴのみ

特性:しんがん テラス:どく

実数値: 219(244)-×-154(108)-183(92+)-90(36)-76(28)

技:ブラッドムーン/大地の力/真空波/欠伸

 

HB:特化ウーラオスのインファアクジェを混乱実込みで確定耐え(オボンだと94%耐え)

特化パオの落とし礫を確定耐え(オボンなら98%耐え)

↑陽気だとそもそも混乱実食べないことがあるので一長一短

HD:特化カミの眼鏡ムンフォ確定耐え

C:ブラムでD4ウーラオスを確定

ブラム+大地+真空波でH252D4ハバタクカミ確定

S:前期3位のオボンガチグマ+2

(シグマさんの調整をお借りしました。調整意図を丁寧に教えてくださったシグマさん、ありがとうございました。)

 

ストッパー熊。殴り合い性能と欠伸の両立により、試合展開に応じて対面駒としてもクッションとしても運用できる。

初手は意識されやすくミラーやガチグマ対策カイリューに圧倒的不利展開をとるため、基本的に裏から投げた。真空波によるスイープ能力もある点で非常に扱いやすく強力だった。特殊超火力にワンパンされる点と、飛行タイプに身代わりをされると困る点にだけ要注意。

テラスは毒。カミとポンに行動回数を増やすことができ、水流連打を押させて混乱実を発動させる動きが取りやすい。

 

Normal Sprite

水ウーラオス@こだわりスカーフ

特性:ふかしのこぶし テラス:みず

実数値 :189(108)-188(164+)-121(4)-×-81(4)-146(228)

技:水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アイススピナー

 

HB:特化カイリューのテラスタル神速2耐え

S:+1最速カイリュー抜き

A:余り

 

参考

【SVシリーズ11】真・BIG6(起)【最高最終2191 最終10位】 - ポケットモンスターはメリープの夢を見るか?

 

スイーパー熊。

炎ポンとカイリューで相手にテラスを切らせて水ラオスで縛る動きを意図して、基本的に裏から選出した。特に、パングロ水ラオス、炎ポン、カイリュー、パオジアン、ハバタクカミをスイープすることが多かった。

蜻蛉読みの行動をされることも多く自信を持って初手置きできる場面は減っていたが、初手ガチグマとカイリューに対して蜻蛉→眼鏡サーフゴーの動きは強かった。

 

Shiny Sprite

ハバタクカミ@ブーストエナジー

特性:こだいかっせい テラス:こおり

実数値:159(228)-×-117(252+)-155-155-159(28)

技:ムーンフォース/テラバースト/電磁波/祟り目

 

B:特化 S:最速ランド抜き抜き H:余り

 

氷神。構築の軸で重いランドロスを誘殺する。

電磁波カミを見るためにオボンHDランドロスを採用した構築が多く、本構築は見た目でランドロスを強烈に誘うため、初手ブエナカミでランドロス後投げを呼び込み氷テラバでワンパンする動きでイージーウィンを量産してくれた。ワンパンした後は、電磁波と削りにより裏のポケモンで詰めに移行する起点をしっかり果たしてくれた。

炎ポン+カイリュー軸は完成度の高いランドロス構築に対しては明確に不利をとってしまう点だけが気になり、そこを排除できれば非常に強く動かせると感じたためピンポメタの対象とした。

他の要素はただの挑発を切った電磁波カミであり、ランドロス入り以外には見えない電気テラ地面テラ等を恐れてあまり投げなかったが、電磁波+削りで炎ポンやカイリューの圏内に入れつつ運勝ちを狙える点で強力。悪魔。

 

Normal Sprite

サーフゴー@こだわりメガネ

特性:おうごんのからだ テラス:ひこう

実数値:175(100)-×-116(4)-189(148+)-112(4)-136(252)

技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック

 

HB:特化水ウーラオスのテラス水流連打98.9%耐え

HD:臆病ハバタクカミのシャドーボール14/16耐え

S:準速

C:余り

 

低速に寄った並びへの崩し枠か、ガチグマカイリューに強い枠として選出した。特に、HBガチグマとHBカイリューに対しては炎ポン+カイリュー+ガチグマでは対処が難しいが、水ラオス+サーフゴーの選出をすることで楽に処理できるため重宝した。速いポケモンとの殴り合いには弱いため、選出できる構築は限られていた。

テラスは飛行。HP僅かからでも地面技に対し1ターンを生み出せるのは偉大。

 

選出

基本:炎ポン+カイリュー+ウーラオスorガチグマ

基本2:ウーラオス+サーフゴー@1

ランドロス入り:ハバカミ+オーガポン@1

試合展開を考えて割と柔軟に投げる。

 

重いポケモン

眼鏡テツノツツミ

対面だと、水ウーラオスの蜻蛉+インファで縛る、カミで電磁波、カイリューでテラス択をあわせるくらいしか対処方法がない。ハイドロポンプを起点に竜舞カイリューを通せれば勝てるが、受けと組まれていることも多く難しい。

 

結果

TN スカーレット 最終10位/2154

TN any% 最終63位/2092

TN みとまの1m 最終122位/2064


 

終わりに

今月は3ロムで潜ってましたが、氷テラバカミを最終日深夜に思いついてからは型バレを気にして2ロムに絞りました。その結果、最終日朝には瞬間2ロム1桁にも到達することができ、とても嬉しかったです。最後は1ロム溶けた&疲労も限界であったため保存しましたが、次同じような状況になったら迷わず上を目指して潜ります。12月はおそらく潜らないので、また来年から目標に向けて頑張ります!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

【S10 最終23位/2135】襷キラフロル展開【ポケモンSV】

使用構築

終結

画像

TN バイオレット 最終23位 2135

 

構築経緯

今月は電磁波拒否のためにキョジオーンを使いたく、色々試したところ最速襷キラフロル+剣舞悪ウーラオス+ブエナツツミの並びとキョジオーンの組み合わせが非常に強力であったため採用。補完として、悪ウーラオス、テツノツツミどちらかが投げにくい時に代役として崩しとスイープができるスカーフイーユイ、飛行枠兼切り返しのできる駒としてHBに厚い弱保ノマテラカイリューを採用し、最終日を戦った。

レートがいまいち伸びなかったので、朝4:00頃にカイリューの型とキョジオーンのテラスを変更して完成。

有名構築と同じ並びであり、選出画面での圧力がすごい。

 

個体解説

Normal Sprite

キラフロル@気合の襷

特性:どくげしょう テラス:フェアリー

実数値:159(4)-×-110-182(252)-101-151(252+)

技:ヘドロウェーブ/大地の力/マジカルシャイン/ステルスロック

 

S:意地ウーラオスを抜くために最速

 

基本的に初手置きする。

相手の初手を半強制する性能があり、どくげしょうを発動させないハバタクカミ、イーユイ、サーフゴー、又はどくげしょうを発動させるが対面突破or有利展開を取れるディンルー、ランドロスガブリアス、水ウーラオス、襷パオジアンが出される。選出段階から試合展開を考えやすかった。

技は、最大打点のヘドウェとサーフゴー等鋼毒タイプに撃つ大地の力は確定で、ステロ+悪ウーラオスの縛り性能が強力なのでステルスロックガブリアス等意識でマジカルシャイン。今月はステロの通りがかなり良かった。

最速襷での運用により、サーフゴーを上から大地×2で倒せる、ウーラオスの素早さ判定ができる、ガブリアスラオストドツキに奇襲ができる、安定したステロ展開ができるといった強みがあった。相手視点どうしてもチョッキがチラつくため、眼鏡カミがムンフォを押せずキョジ後投げやウーラ死に出しが安定したり、ディンルーにテラス圧をかけながらステロ展開できたりといった、偽装的な強さもあった。

テラスはガブのスケショの一貫切りと悪ラオス対面意識のフェアリー。初手に毒菱撒き+対面突破を果たせばほぼ勝ちという展開はそこそこあり、マジシャの火力増強が偉い場面も多く、思いの外活きた。

 

Normal Sprite

悪ウーラオス@黒い眼鏡

特性:ふかしのこぶし テラス:ゴースト

実数値:175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)

暗黒強打/ドレインパンチ/不意打ち/剣の舞

 

A:特化。暗黒強打がH244B4カイリューに67.6%〜、HBサーフゴーに99.5%〜、不意打ちがH4ハバタクカミに97.0%〜

 

カイリューサーフゴーに強く、汎用的に出せるポケモン

キラフロルがこだわったカミイーユイのシャドボ/悪波で突破されることが多く、そこを起点に剣舞して全抜きする動きが強力だった。

技は暗黒強打剣舞不意打ちまでは確定で、ドレインパンチか身代わりかインファイトが選択だが、対カイリューと対キョジオーンにおけるHP管理を意識してドレインパンチで採用した。身代わりがないことで困るのは対チオンドヒドくらいで、激減していたので問題なかった。

黒い眼鏡は、対カイリューサーフゴー性能を高めてくれた他、不意打ちのリーチが伸びる点に強みがあり、ステロ+剣舞不意打ちでイーユイを縛ったり、ステロ+不意打ちでハバタクカミを縛ったりした(いずれも耐久振りだと耐えられるが、イーユイはウーラオス意識、ハバタクカミはオーガポン意識でSを伸ばす個体が多く耐久に振る余裕がない)

カイリューサーフゴーを縛る役割上、削られて神速で縛られる展開を嫌いゴーストテラスで採用。他、ミラー、ボディプキョジオーン、テツノカイナ、クレベースの処理で活きた。耐性変化テラスタルによって、襷でない弊害を軽減することができた。剣舞ドレインパンチでの回復と併せて、生存能力が非常に高くなった。

 

Normal Sprite

テツノツツミ@ブーストエナジー

特性:クォークチャージ テラス:ゴースト

実数値:131-90-135(4)-176(252)-80-206(252+)

技:ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/身代わり

 

毒菱+ブエナツツミが強い。

アンコールは本来50%の運ゲー技だが、毒菱によって交代されても良い状況が作り出せるため最強技になる。2匹目に出して有利対面突破しながら、身代わりアンコールで3匹目に繋ぐ動きが変わらず強力だった。

テラスはゴーストで採用したが、神速に加えてゴリランダーのグラスラとカミのムンフォも半減にできる鋼の方が良かった。格闘技はアンコールして悪ウーラオスのゴテラで起点にできるため。

 

Normal Sprite

キョジオーン@食べ残し

特性:きよめのしお テラス:毒⇄フェアリー

実数値:207(252)-120-152(12)-×-155(244+)-55

技:しおづけ/守る/のろい/自己再生

 

選出画面での圧力高すぎポケモン。相手が隠密持ちであっても負けない展開が見える際に投げる(が、たまに選出ミスしてストレート負けする)

最終日朝まではフェアリーテラスで採用していたが、初手キラフロルが呼ぶハバタクカミに後投げする場面が想定を超えて多かったため最終的には毒テラス。対ジバコイルハッサム、サーフゴー性能が上がったのと、役割対象がより明確になり投げる範囲を絞りやすくなったのが良かった。

見えない隠密、身代わりに怯えたくなかったためのろい型で採用したが、鉄壁ボディプの方が勝てる範囲が広がって良かったかもなとシーズン後に思った。ただ守るのおかげで勝てた試合もあったので分からない。

 

カイリュー@弱点保険

特性:マルチスケイル テラス:はがね

実数値:167(4)-186(252)-115-×-120-145(252+)

技:アイアンヘッド/地震/神速/竜の舞

 

S:1竜舞でパオカミツツミを抜ける最速

 

思い付きで入れたらとても強かったポケモン

最速+竜舞+弱点保険+3wによる全抜き性能が凄まじく、ハバタクカミやキョジオーン、岩オーガポンとの対面で弱点保険を発動させることで、裏まで貫くパワーを手に入れることができた。相手視点で見えない勝ち筋となり、終盤多くの勝利に貢献してくれた。

テツノツツミのアンコールから繋ぐ動き、悪ウーラオスでフェアリーテラスを吐かせてから縛る動きが特に強く、刺さっている試合では積極的に投げてこの展開を狙った。また、キラフロルが呼ぶ初手カミイーユイに合わせて初手出ししても良く、構築の軸と噛み合った強さがあった。

 

Normal Sprite

イーユイ@こだわりスカーフ

特性;わざわいのたま テラス:ほのお

実数値:131(4)-×-100-205(252+)-140-152(252)

技:オーバーヒート/悪の波動/火炎放射/噴煙

 

中耐久サイクル破壊+スイーパー。サーフゴーに後投げできるのがしっかり偉い。

炎テラスのして中低速サイクルを破壊することが多かったため最速眼鏡でも良かったかもしれないが、オーガポン、ハバタクカミ、パオジアンに対する選出しやすさを意識し変更には至らず。ランドロス+ハバタクカミを上から縛れる点でも評価していたが、HDに厚いランドロスの増加が明確にキツかった。キョジオーンを毒テラスに変更してからは、地面の一貫もあって投げる機会はかなり減った。

テツノツツミ+イーユイと並べた時に相手視点だとハピラキでもない限り両方に対処することが難しく、強力。

選出

基本:++(たまにor絡める)

4割くらいはフロルツツミウーラで投げる。勝率も一番高い。

キョジ投げたい:++

初手ハバタクカミを重く見る選出。キョジオーン対策に対してはフロルの襷かのろいで詰ませるかウーラオスで破壊。

初手カミかイーユイ見え見え:++or

カイリューで1.5体持っていって対面的に勝つ。

対受けループ:++

ガッサでキョジを見てる受けにはこれ。相手の選出にヘイラッシャがいなければウーラオスで勝ち、ヘイラッシャがいればステロ+ウーラオスでラッシャのフェアリーテラス強要→ラッシャの前で竜舞→雪雪崩で弱保発動してテラスアイアンヘッドで貫く。

カイリュー、イーユイは通っていたら軸として選出を考える。キョジオーンはハバタクカミが厳しい展開が見えるか、他で勝てなそうな時に投げる。

 

重いポケモン

・チオンドヒド

ほとんどいなかった。

 

終わりに

今月は先月以上に勝てず、最終日昼時点で2ロム1950くらいでそこからも全然レートが上がらず上がっては溶かしてでかなり焦ってましたが、最終日にたくさん対戦してどうにか捲ることができました。毎シーズン中盤にキョジオーン練習しては諦め、練習しては諦めが続いていたので、今月は最終日までキョジオーン使えて、結果も出て良かったです。12月シーズンは絶対潜れないので、そこまでは頑張りたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

↓ツツミを鋼テラス、キョジを鉄壁ボディプにしたver

 

【S9 最終12位/2162】チオンドヒドツツミーユイ【ポケモンSV】

使用構築

 

構築経緯

対big6において、サイクル構築で初手ステロディンルーと非襷の電気テラパオジアンを誘って眼鏡テツノツツミで破壊する動きが強いと感じ、ここから構築を組み始めた。レギュCで使用していたチオンドヒドイーユイの並びが、ステロ展開と先発の剣舞電気パオジアンを無視すれば安定してサイクルが回すことができるため採用。ツツミチオンドヒド選出とドヒドチオンイーユイ選出の二軸とした。

参考

【S6最終66位/2085】受け攻めツツミチオンドヒド【ポケモンSV】 - すーけんのブログ2

【S7 最終4位/レート2127】俺のチオンドヒドは強い - もんぶりゃんって言うらしいよ

 

Therian Forme

軸4匹で重いツツミ・飛行カイリュー・ガッサバレル・キョジオーン・受けループに選出画面と立ち回りで圧力をかけられる隠密HDサーフゴー、初手対面操作をさせてもスイーパーをさせても優秀な飛行枠スカーフランドロスを採用して完成。

 

個体解説

Normal Sprite

テツノツツミ@こだわりメガネ

特性:クォークチャージ テラス:みず

実数値:131-90-135(4)-176(252)-80-206(252+)

技:ハイドロポンプ/フリーズドライ/冷凍ビーム/クイックターン

 

最強ポケモン

パオジアンの零度の一環切りができることと併せて、サイクル構築のアタッカー、スイーパーとして最高峰の性能を持っている。

チオンドヒドとランドロスが初手ステロディンルーと非襷の電気テラパオジアンを強烈に誘うため、このポケモンで1,2回ハイドロポンプを当てるだけで勝てる試合が多くあった。その他にも、カイリューカミにはクイックターンを、サフゴコノヨドランには水テラスハイポンを押すことができ、対面操作技+超速+超火力で初手役として文句なしの性能を発揮してくれた。

初手パオジアン対面ハイポンの裏目は襷パオジアンの聖剣だが、それをしてくるのは零度パオであって、ステロもなく初手スカーフランド蜻蛉返りが見え見えなこの構築に零度パオを投げるなら裏に置いてスイーパーを兼任させた方が間違いなく強いため、最終日にはされにくい行動だろうと考えて切った。陽気パオの聖剣は有利乱数で耐えるのと、仮に倒されてもHP1パオをドヒドイデで倒す形でもケアはできている。

ディンルーやパオジアンに初手外ししてもチオンドヒドで頑張ってまくった試合がいくつかあったのも良かった。ちゃんと8割当ててくれた最高のポケモン

 

Shiny Sprite

ドヒドイデ@レッドカード

特性:さいせいりょく テラス:くさ

実数値:157(252)-83-206(124+)-×-179(132)-55

技:毒毒/毒菱/自己再生/黒い霧

 

最強ポケモンのスペックを最大限に引き出してくれるポケモン

非襷の電気テラバパオジアン・挑発ディンルー・鉢巻ランドロスを強く呼び寄せる性質から、ツツミ始動を安定させてくれた。特に、初手剣舞や鉢巻の電気テラバパオジアンを初手ドヒドイデorランドロスに合わせて試合を終わらせにくる人が非常に多かった。実際、甘えたドヒドイデ初手置きを狩られて3タテされた試合もあり、そうした経験が今回の軸を採用する決め手となった。

そしてこのポケモンは、上記の3匹以外に対して安定して毒菱始動+サイクル介入ができるという強みがあった。電気パオ始動でない相手に対して初手投げして毒菱を撒くと、あとはチオンで勝ちという展開を多く作ることができた。毒菱の効かない並び筆頭のカイリューサーフゴーがイーユイの餌であるため、ドヒド始動→イーユイで破壊orチオンで嵌めの動きが非常に強力だった。

パオディンルーランド始動にはツツミを、その他にはドヒドイデを合わせることで初手から大きなアドバンテージを取って試合を進めることができた。

ツツミ始動やランド始動の引き先として運用する際、主に対ハバタクカミにおいてレッドカードが邪魔になることがあったのは残念だったが、ツツミなど身代わり系を流せないと毒菱始動の動きはできないため仕方なし。挑発ハバタクカミをレッドカードで無理矢理流して毒を入れて対処したこともあった。

調整は、眼鏡カミとツツミとサフゴと電気タイプへの居座りを意識してDに少し割いている。

テラスタイプは詰めの動きとガッサ意識で草。1度も切らなかった。

 

Normal Sprite

チオンジェン@食べ残し

特性:わざわいのおふだ テラス:フェアリー

実数値:192(252)-×-167(252+)-115-156(4)-90

技:悪の波動/身代わり/守る/宿木の種

 

最強ポケモン2。

レギュCでは炎テラバ1ウェポンで使用していたが、チオンドヒドイーユイと投げた際にテラス強要された後に地震ステロの一貫ができる点、サーフゴーをテラスなしで殴れない点、羽休めカイリューを押し切れない点が気になっており、イダイトウ水ラオスの台頭やツツミ水ロトムの存在もあって炎テラスでの運用は難しいと考えた。

そこで、テラスを切ることなくにサーフゴーにテラス圧をかけられる悪の波動を1ウェポンに採用、テラスタイプは相性補完を考えてフェアリーとした。テラスを切るとサーフゴーに対面弱くなるが、テラスを切りたい相手筆頭のパオジアンをツツミランドが粉砕してくれること、ツツミを眼鏡、ドヒドをレッカにしサーフゴーの処理ルートが増えたことから、問題ないと判断した。崩しとして投げられやすい悪ラオスガブリアスに後投げから勝てるようになること、ツツミに安定するようになることも採用を後押しした。

フェアリーテラス悪波にしたことで、対サーフゴーと対パオジアンの単体性能は落ちたが、サーフゴー入りに対して躊躇なくツツミにテラスを切ることができるようになったり、ドヒドチオンイーユイに一貫する技がなくなりサイクルの安定度が増して投げられる構築が増えたりと、サーフゴーに強い行動、強い選出がしやすくなったのが良かった。

その他、毒菱+まもみがや宿木まもみが、1匹倒してまもみがTODの動きの強さも健在で、テラス択や運に依存しない勝ちを多くもたらしてくれた。

チオンジェンの耐久ラインが重要になる試合は大抵チオンが物理ポケモンに殴られる試合で、イーユイとドヒドが対特殊性能高めなのでHB特化。ただ対サフゴや対ジバコでのHP管理を意識してDに補正をかけるのもありだったかも。

対策枠が明確で相手の選出が読みやすく切り返しのプランを立てやすいのはチオンドヒドの明確な強み。

 

Normal Sprite

イーユイ@とつげきチョッキ

特性:わざわいのたま テラス:ゴースト

実数値:143(100)-×-100-194(172+)-140-150(236)

技:オーバーヒート/悪の波動/噴煙/カタストロフィ

 

H:ツツミのフリドラ+ハイポンを外し込みでほぼ耐え、ステロ+カイリューの特化テラス神速ほぼ耐え

S:準速ウーラオス抜き

C:余り。カイリューサーフゴー意識でできるだけ高く。

 

カイリューサフゴポケモン

サーフゴー入りにサイクルを回したい時と、イーユイやHヌメルゴンジバコイルなどツツミチオンドヒドで対処の難しい相手がいる時に投げた。

カタストロフィは、サーフゴー対面でディンルーorカイリュー交代に一貫して高い負荷をかけられる他、イーユイミラーの処理やHヌメルゴンへの役割集中をするにあたって活き強力だった。

レギュCからの変更点として、Sをウーラオス抜きまで伸ばしたことで格段に選出しやすくなった。その分耐久を削ったが、元々特殊耐久は過剰気味だったのと物理ポケモンと殴り合いをする展開にはならなかったため問題なかった。

テラスタイプは神速マッパ無効と耐性変化の偉いゴースト。実際に切る場面は1,2回ほどだったが、カイリューへの縛り関係を逆転できるため立ち回りの幅が広がった。

 

Normal Sprite

サーフゴー@隠密マント

特性:おうごんのからだ テラス:ひこう

実数値:191(228)-x-116(4)-157(28)-155(236+)-106(12)

技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生

 

唯一無二ポケモン。対ツツミと崩しを意識したHD巧み再生での採用。

受けも胞子もフェイタルも塩漬けも拒否しながら、ツツミの対処と飛行テラバの一貫切りができ、パワーのない構築に対し汎用的に投げられるポケモンはサーフゴーだけ。ツツミ入りや毒菱を回収される毒タイプ入りに、チオンドヒド両選出をしたくない時に多く選出した。

受けループの地割れとドオー、役割対象の草タイプに勝つためにテラスは飛行。

補完枠として素晴らしいスペックを持っているこのポケモンだが、テラスしたサーフゴーを倒せる性能は持っていないため、対受けでもない限りチオンドヒド選出の@1として投げにくいという問題があった。そこで、サーフゴーミラーを意識してSを伸ばした型にする案とテラスタイプを変えて誤魔化す案があったが、HDのお陰でサンダーやイーユイやドランに勝てた試合も、当たったら負ける地割れに飛行テラスを切って勝った試合もあったため変更には至らなかった。

ランドロスと組んで投げることが多かった。雑に選出して強いポケモンではなかったが、役割対象に選出した際にはしっかり大活躍してくれた。

 

Normal Sprite

ランドロス@こだわりスカーフ

特性:いかく テラス:フェアリー

実数値:171(52)-215(244+)-110-100-100-138(212)

技:地震/テラバースト/蜻蛉返り/いわなだれ

 

潤滑油兼スイーパー。

チオンジェン、ドヒドイデ、サーフゴーそれぞれとの相性補完に優れた初手役。

ドヒドイデランドロスと並べることで、初手に珠や鉢巻を持って礫を押すパオジアンを強く呼び、逆に礫も剣舞もない(≒襷の)パオジアンを初手置きしにくくなる。これが、テツノツツミを強く動かす構築のコンセプトに合致していた。そして、誘ったパオジアンに対し合法的に突っ込めるフェアリーテラバで採用。不意の悪ラオスに対するケアにもなった。

同じ飛行枠のカイリューと比較した際の強みとしては、ハバカミミミッキュを縛る性能が高いこと、初手襷パオを呼ばないこと、サーフゴーに強い顔をしていること。

また、ポケモンバトルにおいて相手に1ターンの猶予を与える引きの行動は極力取らないほうが強いと考えているが、その点でランドロスは、威嚇+テラスを見ながら蜻蛉で引きの行動のリスクを軽減することと、相手視点見え見えな引きの択を常にチラつかせることができる。すなわち、引きの行動が弱くなりにくい⇔突っ張りの選択が強い行動になりやすい、という両面で偉かった。具体的に、蜻蛉返りからのチオンやサーフゴー投げ、パオジアン対面のフェアリーテラバ、目の前に通る素直な地震による削りなど。

サーフゴーに強い顔をしているが巧みサーフゴーにランドチオンサフゴみたいな投げ方をすると普通に負けるので、そこはツツミとイーユイに頼っていた。

 

選出

対big6→ツツミチオンドヒド

対イーユイ等→ドヒドチオンイーユイ

この2パターンで出すことが多かった。サーフゴー入りには基本的にイーユイかテツノツツミを投げるため、イーユイテツノツツミのスペックを一番引き出せるチオンドヒド選出が自然と多くなった。選出に迷う構築が来ても結局選出択で正しい選出がないこともあるので、選出事故だけはしないように注意。

 

重いポケモン

・イーユイで見てるポケモン+電気テラパオジアン

例えば相手にイーユイがいたらドヒドチオンイーユイと投げたいが、初手に電気パオを合わせられると終わる。ツツミイーユイ両選出やランドロスを絡めることを視野に選出択。

・サーフゴー

型の読み違えや相手の技選択次第では普通に通されて負けることも。

・零度パオ

ほとんど無視していた。基本パオに対して引きの行動は取らないように組んだが、ドヒドに1発当てされると絶対無理。襷さえ削れば何とかなることも。零度パオは通常のスペックの高さに加え不利展開になっても5割で勝つ性能があるため、頑張ってその5割勝負の展開まで持ち込んで5割で勝って5割で負けた。

 

結果

TNスカーレット 最終12位/2162

TNきょ 最終38位/2113

 

 

終わりに

今月は、最終日はかなり勝てたのでそこは満足していますが、逆に中盤〜最終日前日にかけて上位勢のレート上げの早さについていくことができず、かなり低い位置からのスタートになってしまったことが1番の反省点です。潜り方だけではなく選出ミスやプレミの反省点もあって、まだまだ成長できるので、色々試行錯誤して頑張ります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

【S8 最終41位/2117】地割れドヒドディンルー【ポケモンSV】

使用構築

画像

 

終結画像

 

参考

【SV S7 最終20位】不死のドヒドディンルー - Multimags

 

構築経緯

前期結果を残した残飯ディンルー+ドヒドイデの並びを使用したところ非常に強力だったため、軸とした。スイーパーとして、パオジアンを中心としたあらゆるポケモンの崩しの行動に超速アンコールで圧をかけることのできるテツノツツミを採用した。この3匹だとサーフゴーが無理なのでチョッキイーユイを、地面の一貫切り+物理の攻め駒として鉢巻カイリューを採用した。残りの一枠には、ガチグマの処理を安定させる+対面選出をできるようにするため襷パオジアンを採用し、この並びで終盤を戦った。

 

ディンカイサフゴパオラオスカミの並び(スタンパ)への勝率が悪かったため、イーユイの持ち物をスカーフに変更した。その影響で元々重かった後発テツノツツミがさらに重くなり、また胞子宿木の一環切りや対水ロトム、対ガチグマに草タイプを組み込みたいと考えていたためチョッキゴリランダーを採用。構築が完成した。

 

個体解説

Normal Sprite

ディンルー@食べ残し

特性:わざわいのうつわ テラス:フェアリー

実数値:257(212)-131(4)-176(116+)-67(-)-120(156)-68(20)

技:カタストロフィ/テラバースト/地割れ/守る

 

S:カバ抜き

 

初手置きしてテラスをするととても強い。

技構成について、カタス地震守る吹き飛ばしで使用した際、フェアリーテラバが欲しい場面が多かったため地震をフェアリーテラバに変更したところ使用感がよく採用した。また、相手のディンルー、キョジオーン、ヘイラッシャ、ドヒドイデモロバレル、鬼火ヒードラン、ノマテラしたカイリューあたりの処理が構築単位で難しかったため、それらに加え有象無象に打てる地割れを採用し破壊することにした。

対スタンパにおいて、初手の水ラオス剣舞しかしてこないため、非テラスカタス+テラバで対面処理していた。他の並びの初手水ラオスへの行動は、構築単位でドヒドイデへの選出圧力があるかないか、ドヒドイデを起点にできるポケモンが他にいるかどうかで判断していた。一応抜群水流+等倍水流は耐えるため読み外しても対面処理は可能で、テラスを切られて対面負けることとサフゴ等に引かれることが最悪であるためこうした選択をとっていた。

初手ディンルーに対しては地割れを連打していた。上をとっている場合は4回以内に当てれば残飯込みでHPが3分の1ほど残り、裏のパオカイリューに対し型を見ながら削りの仕事を果たすことができる。地割れが当たらずステロ→カタス→カイリュー引きの動きを許しても、カイリューが飛行テラでなければ残飯回復と地割れを嫌ってテラスも羽休めもしてこないことがほとんどであり、カタステラバで勝てる。ノマテラカイリューに対してはこの、地割れ残飯を見せてテラス羽を渋らせる動きが、テラスさせて地割れ連打するよりも何倍も強力だった。

中盤からずっとこの型で使ってきたが、不意の身代わり持ち(特に身代わりカイリュー)の処理が相当難しくなり、また最終盤はしっかり地割れケアされて順当にボコられることも増えたため、やっぱり地震吹き飛ばしカタス守るが最強だな…と思った。

 

Normal Sprite

ドヒドイデ@黒いヘドロ

特性:さいせいりょく テラス:どく

実数値:157(252)-83-223(244+)-×-164(12)-55

技:アクアブレイク/毒毒/黒い霧/自己再生

 

ディンルーのお供。ハバカミを流したり、カイリューに毒を入れたり、テラスのないパオラオスを詰ませたり、ディンルー→攻め駒に直引きしなくない時のクッションになったり。相手の崩しの手段の選出を強要するのが強い。ガチグマ入りと鉢巻ランドロス入りにだけは投げるのを躊躇したが、それでも投げたり投げなかったり。

 

Normal Sprite

テツノツツミ@ブーストエナジー

特性:クォークチャージ テラス:ゴースト

実数値:131-90-135(4)-176(252)-80-206(252+)

技:ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/身代わり

 

強いポケモン

パオジアンに対する圧力と崩しの行動に対する切り返し性能が、サイクル構築のスイーパーとして唯一無二で強力。無理な構築にもこいつが頑張れば勝てる。強すぎて、サイクル使うなら外せないなーと思った。

 

Normal Sprite

イーユイ@こだわりスカーフ

特性:わざわいのたま テラス:くさ

実数値:155(196)-×-104(28)-190(140+)-141(4)-138(140)

技:オーバーヒート/悪の波動/噴煙/テラバースト

 

サーフゴーに強い人。今月は警戒が薄れていたためかなり通りが良く、多くの構築に投げることができた。構築の他のポケモンが水ウーラオスに強く、動かしやすかった。

スタンパに対しては、初手のディンルーでラオスかディンルーを突破してこのポケモンを通す動きを狙う。

草テラスもテラバーストも使わなかったため、鬼火持ちのゴーストテラスとかでよかったかも。そもそもほとんどの対戦でディンルーにテラスを切るため、他のポケモンをテラスさせたい場面がなかった。

 

カイリュー@こだわり鉢巻

特性:マルチスケイル テラス:ノーマル

実数値:183(132)-202(236+)-120(36)-×-121(4)-113(100)

技:逆鱗/神速/地震/けたぐり

 

HB:ステロ+特化カイリューの+1テラス神速耐え

S:最速ガチグマ抜き

A:余り

 

カイリュー枠。破壊とスイープの役割を果たすため鉢巻での採用。

特にディンルーの裏から2体目として出す動きが、相手視点どうしても竜舞やアンコールがチラつくため、鉢巻をケアしにくい状況を作り出すことができる点で強力だった。実際にその動きで、サイクル気質の構築を多く破壊することができた。鉢巻神速のリーチがたまらなかった。

今期も最強だった。

 

Normal Sprite

ゴリランダー@突撃チョッキ

特性:グラスメーカー テラス:ゴースト⇆毒

実数値:207(252)-148(20)-111(4)-×-127(204+)-109(28)

技:ドラムアタック/叩き落とす/蜻蛉返り/バークアウト⇄ウッドハンマー

 

諸説枠。

相手視点見えにくい対特殊のサイクル駒。このポケモンの存在により、ハバカミにドヒドイデ以外を後投げする、ツツミ入りに対しディンルーの体力を消耗する等の行為が可能になり、ガチグマ入りやパオツツミ入りに対する選出の幅を広げてくれた。

ガチグマについて、初手草分けガチグマが流行っていた頃はディンルーでカタスを入れてから襷パオに引けばよく、ディンルーパオドヒドのような舐めた選出をしても結構勝てたが、最終盤になるにつれてしっかり裏からガチグマを投げてくる人が増えたため、選出にゴリランダーを絡めて対処することが多かった。

しかし、鉢巻飛行テラスランドロスと初手置きしない飛行テラスカイリューが増えたことで、選出を渋る場面も多かった。チョッキパオや風船サーフゴーに変更するのもありだったと思う。

グラスフィールド回復と地震半減と草火力増強と蜻蛉でディンルー、ドヒド、ゴテラのツツミ、草テラのイーユイ、鉢巻のカイリューシナジーがあるように見せて、実際は選出画面でカイリュー地震半減を嘆くことの方が多かった。ただフィールド+残飯+守るでディンルーをもりもり回復させる動きはそこそこ強かった。

テラスは、ガチグマとカイリューラオス意識のゴテラと、毒毒とカミ意識の毒テラを入れ替えながら使っていた。基本ディンルーをテラスさせるためほとんど切らなかった。

また、最初はテツノツツミと電磁波サーフゴーをディンルーの回復の起点にするためにバークアウトを採用していたが、火力の無さに困る場面が何度かあったためウッドハンマーに変更、こっちの方が良かった。

 

選出

vsディンカイサフゴパオラオスカミ

→ディンルーカイリューイーユイ

初手ラオスかディンルーをディンルーで破壊して、サーフゴーにはイーユイを投げて、カイリューマルスケ削ってカイリューで倒す。ディンルー→パオジアン選出はディンルーでテラスしてパオの襷を削り、怯んだらイーユイで焼く。

 

他→ディンルードヒド@1か、ディンルーゴリラ@1か、ディンルー+攻め2枚

 

重いポケモン

・身代わり飛行テラバカイリュー

無理。ディンルーの吹き飛ばしを切ったこと、パオジアンを外したことを本当に後悔した。7時半に21から潜ったらこいつに2連でマッチングして心が折れた。

・鉢巻飛行テラバランドロス、鉢巻飛行テラバカイリュー

受けが成立せず、選出を噛み合わせないと一瞬で負けるためきつい。

 

終わりに

今月は中盤からドヒドディンルーを使い続け、最終日まである程度安定して勝つことができましたが、最終日はあまり勝てなかったです。ドヒドディンルーはとても強かったし楽しかったけど、だからこそもっとうまく組めたなーー思考が浅かったなーーと反省の思いが大きいです。S9はちゃんと強い構築を組みたいです。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。