使用構築
構築経緯
前期使用したママンボウ+グライオンの並びにブーツツツミを組み込むことで、ステロ展開と身代わり、積みによる崩しの両方に勝つことができると考え採用。
ガチグマや炎オーガポンなどの超火力に押し切られる展開が厳しいため、捨て台詞でサイクルを安定させてくれるオーロンゲを採用。
ここまでの4匹でほとんどの構築は相手できるが、水オーガポン入りとキョジオーン入りだけが明確に勝てなかったため、両方に出せる脱出モロバレルと、キョジオーン崩しができ選出圧力も強いイーユイを採用して完成。
参考
https://poke-kokoro.hatenadiary.jp/entry/2024/01/04/201541
https://takeponzxy.hatenablog.com/entry/2024/03/01/193138
前期の記事
https://sukenbashipoke.hateblo.jp/entry/2024/03/02/105000
個体紹介
ママンボウ@突撃チョッキ 毒
生意気 241(4)-95-132(252)-60-106(252+)-63(-)
HD-特殊高火力に複数回受け出す場面が多いためD補正
S-最遅
軸。キョジオーン入りと受けを除く全ての構築に投げる。
相手の攻撃を受けながら後攻クイックターンで、自身は回復しつつ適切なポケモンを安全に着地させる。
ママンボウサイクルが破壊される要因を列挙すると、
・ステロや毒菱展開
ex)ディンルー、ブリジュラス、キラフロル
・物理超火力
ex)炎オーガポン、鉢巻パオジアン、鉢巻水ラオス、零度パオジアン
・特殊超火力
ex)ノマテラガチグマ、電テラブリジュラス、眼鏡カミ、眼鏡イーユイ
・積み技or身代わり
ex)剣舞水ラオス、剣舞パオジアン、瞑想身代わりラティオス、瞑想ガチグマ
ex)水オーガポン、貯水ドオー、残飯持久力ブリジュラス、キョジオーン、ドヒドイデ
これらの要素が1〜複数個含まれている選出に崩されがちである。
そこで、ママンボウ以外のポケモンで可能な限りこれらの要素を対策し、ママンボウのスペックを最大限に引き出せるようにした。
ステロ、毒菱→グライオン、テツノツツミ
超火力→オーロンゲ+ママンボウ、テツノツツミ
積み技or身代わり→テツノツツミ、オーロンゲ
が対策ポケモン。
テツノツツミ@厚底ブーツ
臆病 131-90(-)-135(4)-176(252)-80-206(252+)
・ママンボウ構築で厳しいステロ展開、身代わり、積みに対するメタポケモン。本構築のMVP。
・積み技や身代わりを使ってきたポケモンに対し、ママンボウの後攻クイックターンから安全に着地してアンコールでいなす動きが強力。
パオの零度や剣舞やつらら、ラオスの剣舞や水流等、ママンボウから繋ぐ以外にも後投げできる場面は多い。
・積み展開構築に採用されがちなステルスロックを厚底ブーツで無効にすることで、無限回の繰り出しが保証される。
ステロディンルーに対して、ツツミを削らせないことで裏のママングライサイクルが裏のラオスやパオに破壊されなくなる。
・スタンに対する技の通りが非常に良いため、炎オーガポンや電気パオジアンなど、崩しにテラスタルが必要なポケモンに受けでテラスを切らせてツツミの一貫を作る動きも強力。
・ゴーストテラスは、持久力ブリジュラスの突破に必要。ボディプをアンコールすることでツツミを削らせない。
・全てのウーラオス入りに選出するため、選出率はママンボウに次いで高かった。
オーロンゲ@食べ残し 炎
腕白 202(252)-140-128(252+)-×-96(4)-80
HB-物理アタッカーを対面処理するため特化
・捨て台詞→ママンボウ繰り出し→クイックターン→オーロンゲ繰り出し→捨て台詞 の無限サイクルを形成する。
超火力ポケモンによる破壊が予測できる際に初手置きすることで、ママンボウの負荷を軽減しサイクルを回すことができる。
・積み技とステロのない構成は基本的にこの動きで完封でき、積み技持ちでも瞑想ハバタクカミ程度であれば完封可能。積み技とステロにはテツノツツミを投げれば良い。
・リフレクターの採用により、対炎オーガポン、パオジアン、ハッサムの安定性が増し、テラスなしでの対面突破を狙える。
また、テツノツツミとグライオンの対物理の対面性能も底上げしてくれる。
・炎テラスは、炎オーガポン、パオジアン、ハッサム、ハバタクカミ、鋼カイリューなどを対面処理する際に活きた。
グライオン@毒毒玉 鋼
腕白 177(212)-116(4)-165(36+)-×-127(252)-116(4)
守る/身代わり/毒毒/地震
HD-ガチグマ、ハバタクカミ意識でできるだけ高く
・TODポケモン。1サイクル回して相手にアンコ挑発持ちやラオスがいないことを確認すれば、即座にまもみがTODを仕掛けることができる。
詰めにおいて毒外しや急所など余計な運負け要素を排除でき、無理な構成にも試合展開次第で勝てるようになるTODは最高。
・ドオーやドヒドイデ、毒菱系統などママンボウが不利をとるポケモンを、テツノツツミとあわせて完封することができる。
・ママンボウの後攻クイックターンからグライオンを繰り出して守るだけで、HPが1/4回復する。この異常な回復能力により、HPを雑に使って強引に毒や地震を押す動きをしても良い場面が多い。
・ママンボウもグライオンもサイクル下での回復力が凄まじい一方、1匹倒されると途端に崩されたり、TODを仕掛けられることも多いため、テラスや交代を駆使して絶対に誰も死なせないことが重要。心に煉獄さんを飼う。
・相手の構築に水ウーラオスがいない場合は、オーロンゲ+ママンボウ+グライオンのTOD選出をしても良い。
モロバレル@脱出パック
呑気 221(252)-×-134(252+)-105-101(4)-31(-)
S-最遅
・水オーガポン、ゴリランダー、キノガッサなどママンツツミで厳しい草タイプと、キョジオーンへの対策駒。
水オーガポンはクイックターン無効+独自の技範囲により、ママンボウを選出するとカモにされてしまう。
しかし、本構築はママンボウを絶対選出する構造になっており、ママンボウなしでは対処の難しいポケモンが多い(ハバタクカミ、ガチグマ、イーユイなど)
・そこで、水オーガポンに対し後投げから安定処理+複数回の後投げが成立し、ママンボウと同時選出して強いポケモンとしてモロバレルを採用した。
モロバレルがいることで、水オーガポン入りにママンボウを投げてもサイクルを回せる。
・キョジオーン構築にも投げ、後攻リーフストームでテラスor削りを強要することで後述するイーユイの一貫を作る。
・草タイプを相手した時の安定感は凄まじいが、ハバタクカミやステロ+剣舞アイススピナー水ラオスに押し切られる等、どこにでも投げて強いポケモンではなく、選出する相手は絞る必要がある。
イーユイ@ジャポのみ⇄光の粉 フェアリー
控えめ 131(4)-×-102(12)-201(236+)-141(4)-152(252)
妖テラバースト/身代わり/悪巧み/悪の波動
HB-A4振りキョジオーンのしおづけ最高乱数切り身代わりが耐え
C-崩し意識で余り全て
S-準速
キョジオーン構築に対して、モロバレルの脱出パックによる対面操作が一回限りである以上、一度の対面操作で相手の構築を半壊させないといけない。
初めは眼鏡イーユイを採用していたが、キョジオーン側がディンルーカイリューやスカーフ水ラオスなど引き先を用意しており、いなされてしまうことが多かった。
・そこで、身代わり悪巧み+妖テラバーストによりそれらを全て破壊することにした。
並びで眼鏡に見えるため、キョジオーンの守る等身代わりが刺さる場面は多かった。
・イーユイは顔も強く、瞑想ガチグマや悪巧みサーフゴーなど重めなポケモンの初手出しを牽制してくれる。
・持ち物は、襷パオウーラに対面勝てるようになり対面選出への対応力が向上するジャポのみと、無理な構築との再戦や無理な展開で運勝ちを狙え身代わりとのシナジーがある光の粉を入れ替えながら使っていた。
どちらも発動する機会はなく、他の持ち物なら拾えた試合も特になかったため、何を持たせても良い。
・キョジオーン入りに選出した試合の勝率は非常に高く、狙い通りの役割を果たしてくれた。
選出
キョジオーン入り:イーユイ+モロバレル+1
ママンボウとテツノツツミの選出率が非常に高かった。
結果
終わりに
今月は、先月手応えのあったママンボウ構築を煮詰める形で取り組みました。その結果、かなり完成度の高い構築ができたと思っていて、負け試合も技外しや零度などプレイングの介入する余地のないものが多かったため、とりあえず満足する気持ちが大きいです。
4月以降は、ランクマに本気で取り組むことはしばらくできなくなりますが、暇な時にちょっと潜ったり、オフに参加したりはしようと思ってます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。