使用構築
結果
TN スカーレット 最終13位 最終レート2200
TN すーけん 最終14位 最終レート2193
構築経緯
前期使用した毒菱マスカーニャorステロ撒き+ドラテカイリュー+スカーフサーフゴーの並びが非常に強力であったため、軸とした。また、使用感のよかった竜舞炎テラスセグレイブも継続して採用することにした。
前期の使用構築↓
【S3 最終60位/2179】毒菱マスカカイリューwithハラバリー - すーけんのブログ2
前期はステロをブーストエナジーイダイナキバに撒かせていたが、初手のハバタクカミとテツノツツミへの対処がやや難しい点が気になっていた。そこで、その2匹に対し襷を使わずに有利展開を作れるステロ要員としてトリトドンを採用した。前期チョッキハラバリーを採用していた枠には、似た役割をこなせる+増えていたカバツキに強めなチョッキドドゲザンを採用した。
この並びで最終日前日まで潜り両ロム2140にまでは到達したが、最終日前日から少しずつ勝てなくなり片方のロムが2000まで溶けてしまったため、構築を少し組み替えることにした。
竜舞炎セグレイブがテラス前提であることからカイリューと相性がやや悪く、そもそも刺さる構築が少なくなったと感じていたため、ブーストエナジーテツノツツミに変更した。また、上手いキョジオーン使いに負け続けていたためドドゲザンの持ち物を隠密マントに変更し、構築が完成した。
個体解説
カイリュー@食べ残し
特性:マルチスケイル テラス:フェアリー
実数値:197(244)-155(4)-159(236+)-×-121(4)-103(20)
準速ドドゲザン抜き
前期と全く同じ。型バレしていても強かった。
フェアリーテラスは、格闘が抜群にならない、セグレイブからの打点が弱くなる、ドラテミラーに強くなる、ブラッキーを起点にできるといったメリットがあった他、副産物として炎テラスドラクロカイリューにサーフゴーのトリックと合わせて強く出られたり、増加傾向にあったアイへのないドドゲザンを完封できたりした。
全カバルドンが吹き飛ばしを押してくるのでステロがある状態でのカバ対面は必ずドラテから入っていた。最悪欠伸されてもマルスケさえ残っていればまくれる。
このポケモンの身代わりはやっぱりバグで、あらゆる場所に起点があった。身代わりを駆使して相手の神速カイリューや渦カイリューのPPを枯らしたことも多々あった。ドドゲザンのギロチンにあんまり怒らなかったのもきっとこのポケモンのおかげ。
ほとんど全試合選出した。
サーフゴー@こだわりスカーフ
特性:おうごんのからだ テラス:はがね
実数値:167(36)-×-116(4)-185(252)-117(44)-138(172+) (A個体値妥協個体)
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/トリック/気合玉
最速テツノツツミ抜き
臆病ツツミの眼鏡ハイドロポンプ確定耐え
前期と同じ調整で、自己再生を気合玉に変更した。
相手の積んでくるカイリューはドラテで流すことができるが、相手がカイリューをラス1に置いていた場合ドラテでは竜舞を止められない。したがってこのポケモンを後投げし上からスカーフトリックで止める必要があり、カバツキ以外のカイリュー入りにはほぼ確定で選出した。ドドゲザンがいても臆さず投げられるように気合玉を採用した。カイリューのドラテの一貫を切るためにフェアリーテラスするとこいつが刺さるシステムは分かっていても強い。
マスカーニャ@気合の襷
特性:へんげんじざい テラス:あく
実数値:151-162(252)-91(4)-×-90-192(252+)
技:毒菱/はたきおとす/じゃれつく/不意打ち
ミラーとテツノブジン意識の最速
これも前期と全く同じ。初手に投げるポケモン。
初手に来がちなコノヨザル、テツノブジン、セグレイブに対し有利展開を作れるのがやっぱり偉い。変幻自在による耐性変化は、対セグレイブ、ミミッキュ、ハッサム、ニンフィア等意外と活きる場面が多い。
初手ブーストエナジーハバタクカミと不意のスカーフ蜻蛉が厳しいのは玉に瑕。コノヨザルやマスカーニャのスカーフの採用率が低く、同じ襷マスカーニャでもSを削った個体が一定数いたことは追い風であった。
同じ毒菱撒きのキラフロルも序盤にかなり使ったが、自分には全く使いこなせなかった。対面性能が高くカイリューサフゴで厳しいポケモンを比較的呼ばないマスカーニャの方が好み。
トリトドン@オボンの実
特性:よびみず テラス:ほのお
実数値:217(244)-×-125(204+)-112-110(60)-59 (A個体値妥協個体)
臆病ハバタクカミの妖テラス眼鏡ムーンフォース確定耐え
意地セグレイブのきょけんとつげきオボン込み乱数2耐え(96.1%)
砂と吹き飛ばしを失った代わりに水無効を手に入れカミとツツミに対面勝てるカバルドン。マスカーニャと選択で初手に投げる。
対ハバタクカミは、ブーストエナジーならステロ欠伸展開に入れることができ、ブーストエナジーでなければステロ欠伸を警戒して殴ってきたところをミラーコートで返り討ちにすることができる。
対テツノツツミは、同様にステロ欠伸を嫌ってフリドラで突っ張ってくるため炎テラス大地→欠伸orステロで有利展開をとることができる(相手の裏にセグレイブがいない=カイリューにテラスをとっておく必要がない時に限る)
普通にステロ欠伸展開をするだけでも普通に強い。カイリューサフゴで処理が面倒なジバコイルやロトムに強いのも偉い。
初手投げする関係上呼び水は1度も発動したことがなく、はたきおとすやトリックをちょいちょい打たれたため特性は粘着でよかったかもしれないが、世間体を気にして呼び水で使っていた。
終盤は毒菱をケアした構築が増えていたこともあり、トドンカイリューサフゴの選出が最も多かった。
ドドゲザン@隠密マント
特性:そうだいしょう テラス:ひこう
実数値:205(236)-205(252+)-141(4)-×-106(4)-72(12)
技:ドゲザン/不意打ち/アイアンヘッド/ハサミギロチン
カバツキ構築に対してはカイリュー入りであってもサーフゴーではなくこのポケモンを投げる。カイリューを投げられても大抵渦アンコ型なのでどうにかなる。
技構成はドゲザン不意打ちは確定として、カイリュー入りのカバツキに投げる免罪符としてのギロチンと、トドロクツキやフェアリーテラス勢への打点としてアイへを採用。一時期はアイへの枠にけたぐりやフェアリーテラバを採用していたが、打つ機会がなかった。
テラスはカイリュー、カバ、ツキなどに対し行動回数を増やせる飛行とした。
2000付近で沼っていた時はチョッキを持っていたため色々な構築に投げることができ(ると錯覚し)、実際はギロチンマシーンになっていた。隠密マントを持たせたことでサーフゴーとの役割分担が明確になり、ギロチンに頼らない方法で勝ちを拾えるようになった。
テツノツツミ@ブーストエナジー
特性:クオークチャージ テラス:みず
実数値:131-×-135(4)-176(252)-80-206(252+) (A個体値妥協個体)
最後に入ってきたポケモン。サフゴカイリューで対処が難しい相手、主に一部のイダイナキバ入りやテツノドクガ入りに対して投げていた。カイリューが厳しい身代わり系のポケモンを超速アンコールで縛れるのが偉い。アンコールで交代を強制させるため毒菱ステロとの相性も良い。
このポケモンを構築に入れてから勝率が爆上がりしたため、選出画面での圧力としても相当に活躍していたと思う。
投げた試合はたいてい活躍していたのでもっと信頼してあげてもよかったかも。
選出
対カバツキ→起点作り(マスカーニャorトリトドン)+カイリュー+ドドゲザン
対カイリュー入り→起点作り+カイリュー+サーフゴー(たまにテツノツツミ)
また、処理の方法がかなり限られているポケモンがいるためそれも考えて選出する。
(例)
アーマーガア→ステロ+ドラテで削ってTOD入れるorサーフゴーで圧かける
コノヨザル→毒菱入れるorサーフゴーで処理、初手に来る型なら楽
イダイナキバ→毒菱入れるorテツノツツミで処理
ニンフィア→何が何でも毒菱を踏ませる
など
カイリューは絶対投げて初手のポケモンも2匹から選ぶだけなので、選出が楽です。
終わりに
自己最高順位、最高レートを2ロムで更新することができて非常に嬉しいです。S3の構築に自信がありシーズン中盤から長い間軸を変えずに使い続けていたため、練度が上がり良い結果につながったと思います。
新しいルールでもまた機会があれば1桁順位を目指して頑張りたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
質問あれば、https://twitter.com/haganuketyattaのDMまで!