こんにちは!すーけんです。
今回はメタゲーム大会「奏沫杯」予選二戦目の記事となります。
大会詳細
ドラフトの様子
前回
【奏沫杯】予選① VSラプラスさん【ポケモン剣盾】 - すーけんのブログ2
二戦目の相手はMr.アンディさん。普段はポケモンスナップをされている方で、メタゲームは初参加らしいです。
まずはお互いのパートナーズを見ていきます。
対面的なポケモンが多く展開系の戦術が取りやすい反面、サイクルはしてこなそうなパートナーズという印象を受けました。
考察は前回と同様、
相手視点でこちらのパートナーズを見る
→相手視点でこちらのパートナーズをメタった構築を考える
→予想した構築に勝てる構築を組む
という手順で行いました。
相手視点
×
主軸となり得るマンムーやゴリランダー対策枠のGマタドガスに弱い。
来るなら初手のステロ撒き。
○
Gマタドガス以外への縛り性能が非常に高く、剣舞や蜻蛉返りでGマタドガスにも抗える。
Gマタドガスや襷ポケモンを駆使してゴリランダーに隙を見せない選出にしたい。
◎
刺さっているマンムーや水タイプ勢に強い。
パートナーズの誰も受からない。自由枠での対策必須。
○
不利対面で後投げできるのはチョッキブロスターのみで、水ロトムと組んだサイクルが無理。
△
襷を持ってサメハダー以外に対面で勝てる。
自由枠次第では出てくる。
△
起点が多く通しに来る可能性はある。
pt予想
△
選出濃厚なゴリランダーと水ロトムに弱すぎる。
水の波動悪の波動ヘドウェ冷ビのチョッキか珠かリンド。
△
ブロスターより対面選出に組み込みやすい。珠か襷。
◎
水ロトム以外に仕事ができる。
△
ミトムドランのサイクルに一貫を取れる。
襷が無いと何も耐えないが襷は他に持たせたい。
○
初手なら壁貼りステロ撒き。後発なら珠ダイマックス。
△
ゴリランダーに唯一後投げできるが、他のポケモンに無力。
自由枠がヒードラン、水ロトムに投げられるポケモンなら来るかも。
自由枠
前回作成したtier表を用いて、自由枠を予想します。
考察の結果、相手が自由枠に求める条件は、
・水ロトムに後投げできる。
・ゴリランダーに隙を見せない。
・ヒードランの後投げを許さない。
この3つ全てを満たしていることであると考えました。
具体的には、
水ロトムや飛行技のないゴリランダーに無限に後出しし胞子で圧をかけられる
通りの良い草格闘の範囲で火力を押し付けられる
あたりを予想します。
これらの条件を満たしていない自由枠がきた場合は、3体のうちいずれかが通ることになります。
基本選出
++oror
モロバレルの胞子でヒードランに圧をかけつつ、ルカリオかマンムーを通す。
++
初手アグノムで起点を作り、ビリジオンのダイマックスで暴れ、襷マンムーでスイープする。
++
フリーザーで零度する。ヒードランはチョッキブロスターでいなす。
これらの構築に勝てるよう構築を組みます。
使用構築
今回も自由枠から紹介。
ランクS、自由枠ポケモン最強の一角。
なぜこのポケモンがドラフトされていないのか本当にわからないです。
4巡目指名こいつで良かったのでは?
相手の自由枠候補に圧倒的に強いため採用。
相手のヒードラン対策は格闘技や地面技が中心になると予想され、リザードンならばそこに安定して繰り出しつつ炎飛行の範囲で相手を殲滅することができます。
キョダイゴクエンのスリップダメージで襷を潰せるのも偉いです。
ゴリランダー@グラスシード(グラスメイカー・いじっぱり)
193(140)-194(252)-116(44)-×(0)-91(4)-114(68)
グラススライダー/ドレインパンチ/はたきおとす/つるぎのまい
ぽけっとふぁんくしょん!
逆にリザードンがGマタドガスを中心としたサイクルに圧をかけてくれているため、他5体に対して対面で強気に行動できる耐久振りグラスシード型で採用しました。
ルカリオ、マンムー、サメハダーに対してはドレパン+グラスラで体力を保ちつつ突破でき、アグノム、ブロスターはダイマックスされない限りグラスラで対処可能です。
157(252)-×(0)-128(4)-126(4)-144(132)-133(116)
ぽけっとふぁんくしょん!
下からボルチェンで襷を削りつつ前述の2体の高速高火力で縛るのが基本の動きで、攻め寄りの選出におけるクッションの役割を果たします。
サイクルの潤滑油として生き生きと動く様はさながら就活生です。
調整は準速マンムー抜きで余りを耐久に、マンムーのフリドラ警戒でHD方面を伸ばしています。
ヒードラン@たべのこし(もらいび・おだやか)
193(212)-×(4)-127(4)-151(4)-158(140)-116(148)
ふんえん/まもる/みがわり/だいちのちから
ぽけっとふぁんくしょん!
いじめたくなった時に出します。
自由枠アーゴヨンを警戒したHD型で、ゴリランダーと雰囲気サイクルができます。
どこからでも氷技が飛んでくるためヤチェを持たせました。
ステロを撒かないといけないという使命感に駆られた時は出します。
時間がなかったためメガゲンガーの使い回し。
ルカリオを睨んでもらいます。
出しません。
見せ合い
vs
自由枠は→でした
自由枠アマージョ≒ビリジオンと考えて、ビリジオンがきた場合に想定していた通りの対処方法をとればいいと思います。
となると基本選出は
起点作り+ダイマックス+襷
ですが、これだとリザードンで崩壊してしまいます。
アグノムがステロや壁貼りでリザードンにも最低限の仕事ができることを考えると、アマージョかマンムーの枠にサメハダーが入ってきそうです。
以上の予想を踏まえ、選出を基本選出の
に決定しました。
この選出だとアマージョの処理がリザードン頼りになりますが、相手はサメハダーやブロスターにダイマックスを切らないとリザードンに3タテされてしまうこと、ダイマックスしないアマージョに対してはリザードンがHP残り僅かでも仕事できることから問題ないと考えました。
最悪グラスシードで防御を上げたゴリランダーに殴り合ってもらいます。
それよりもヒードランを出して水タイプ勢のダイマックスに全てを貫かれることの方が怖かったです。
初手ですが、壁貼りステロ撒きのアグノム、もしくは襷でステロを覚えたマンムーを予想しており、ステロでリザードンが削られるとアマージョの処理が難しくなってしまいます。そのため、初手からリザードンを投げて展開することに決めました。
対戦開始
Mr.アンディさん視点の配信録画です。
ぜひ見てみて下さい!
奏沫杯 第2回戦 VSすーけんさん! - Mr.アンディ (@Andy_joystory83) - TwitCasting
1 vs
相手の初手はアグノム、想定内です。
光の壁だろうと襷だろうと、ダイジェット+キョダイゴクエンで2回行動させずに貫けます。
迷わずダイジェットを選択。相手のアグノムは投げつける。
投げつける!?!!?!??
電気玉を投げつけられリザードンは麻痺に。
投げつけ杯3位の称号を持つ私に初手から投げつけるとは、、、
良い度胸ですね(違う)
リザードンは痺れずに動き、ダイジェットでアグノムを倒しました。偉い。
2 vs
サメハダー登場。
ダイマックスしていないサメハダーの攻撃ではDMリザードンを倒すことができないため、このターンはおそらくダイストリームを押してくると考えられます。
リザードンを切るかどうかですが、麻痺しているとはいえリザードンはアマージョ、マンムーの攻撃を耐えるHPが残っています。
マンムーはともかくアマージョには裏の水ロトムとゴリランダーが薙ぎ倒される可能性が大いにあります。
そのため、このターンはリザードンを残し水ロトムを後投げすることに決めました。
相手はサメハダーをダイマックスさせダイストリームを選択。水ロトムに4割弱のダメージ。
そしてこれ次のダイアークで落ちますね。
3 vs
水ロトムを切る行動になってしまいましたが、相手の裏がマンムーであればゴリランダーとリザードンで勝てるため問題ないです。
ワンチャン耐えたときに襷の可能性を潰せると嬉しいのでボルトチェンジを選択。
相手の選択はダイウォールでした。一応道連れは警戒しておきましょう。
4 vs
変わらずボルトチェンジ。
すると相手はダイストリームを押してきました。
水ロトムHP18でギリギリ耐えてくれました。偉すぎ。
ボルトチェンジでDMサメハダーが7割ほど削れ、弱点保険が起動。
ビックリアイテムでしたが行動は変わりません。ゴリランダーを出します。
5 vs
ここは氷技や道連れ、裏マンムーを考えるとグラススライダーを押さざるを得ない場面です。
アマージョを後投げされた場合ですが、一度突っ張って様子を見てから水ロトムを切り、リザードンを投げれば麻痺バグ以外勝てます。
相手は堪えるを選択してきました。
6 vs
何も考えず即決グラススライダー。相手は2連堪えるチャレンジに失敗。
サメハダーを落とすことができました。
7. vs
ラス1として降臨したのはマンムー。アマージョでなくホッと一息。
グラススライダーを押すかドレインパンチを押すかですが、HBに厚くしたせいで準速マンムーに余裕で上を取られており、氷柱落とし怯みやフリドラ凍り、スーパーウルトラ急所でゴリランダーを無償突破されるのが怖いです。
逆にマンムーを襷まで削れば裏のリザードンで麻痺バグ以外勝てます。
つららばり4回+礫まではいい乱数で耐えそうなので、グラスラを選択しました。
1回!ゴリランダー残りHP80%強!
2回!ゴリランダー残りHP30%!?!?
きゅうしょに あたった!
やめてくれえええええええええええええ
3回!ゴリランダー残りHP10%強!
3回で止まり、グラスフィールドの回復でゴリランダーのHPは20%弱。
8 vs
グラススライダー連打あああああ礫耐えてええええええええええええええ
あいての マンムーの
ゴリランダーは たおれた!
9 vs
あいての マンムーの
ほげえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
10 vs
残りHP18の水ロトムを投げます。命中安定の悪の波動を選択。
礫耐えない気しかしないけど、祈るしかないです。
あいての マンムーは たおれた!
勝ちました!!!!!!!!
後語り
電気玉投げつける、つららばり急所、マンムーのいわなだれなど発狂要素満載の対戦でした。
最後のターンは水ロトムの準速マンムー抜き調整が生きた形となりましたが、A特化マンムーの礫はH252B4水ロトムに18~21ダメージ、実は礫を押された場合HP18の水ロトムはピッタリ確定で落ちていました。
この部分はぜひ相手視点の録画を見ていただきたいのですが、HPゲージが本当に絶妙な残り方をしていました。
水ロトムが少しでもBに寄せた振り方をしていたり、HPがあと3多く残っていたりするだけで正解の選択が変わる、とても難しい盤面だったと考えています。
ともあれ、結果的には勝つことができました!
これで一勝一敗、まだまだここからです。
次回、ラムカさん戦に続きます。